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仕事を幸せにするにはどうしたらいいか考えた

仕事!人生の大半を占めるこいつを如何に幸せにするか。フランスの哲学者アランの「幸福論」をベースに自分なりの考えをまとめてみたいと思います。

仕事をするべきか否か

答えはするべき!です。めんどくさがりでインドア、本当は一生布団の中でくるまっていたいはずの私が何故この結論に至ったのか。理由は3つです。

1.暇は不幸の元

アランは暇こそが不幸の元であると説いています。暇だから余計な事を考えてしまい、余計な考えが不幸を招くという理屈です。会社員なら1日9時間程度は拘束されますから、暇潰しにはぴったりです。

金持ちの暇な男が、次のようなことを言うとひどくもっともらしく聞こえる。「生きることはおれにとってそんなに難しいことじゃない。だが、そのおれがこれほどの危険に身をさらし、ほんとうに恐ろしい危険に飛び込むのは、そこにはやむにやまれぬ理由があり、避けられない必然があるからだ」。そんなのは嘘だ。彼はただ退屈しているにすぎない。朝から晩まで働いていれば、こんなに退屈はしないはずだ。
アラン、住友進(訳)『幸福論 くじけない楽観主義』日本能率協会マネジメントセンター, 2017, 180頁

2.人助けは自分も幸せにする

アランを含めた過去の偉大なる哲学者達によれば、他人を愛する事で幸せになれるらしいではありませんか。これを日常に落とし込み、人助けをすることと解釈してみます。ところで仕事とは誰かの困り事を解決する行為と言えますから、他人を愛する = 仕事をする、となります。ちょっと無理やりですかね。

私たちは他人にも自分にも優しくしなくてはならない。人の生活を助けてあげ、自分の暮らしも良くすることだ。それが真の慈善なのである。親切は喜びであり、愛も喜びである。
前掲、292頁

3.好きなことで稼げたら最強

どんな分野であれ、「楽しむ人」には勝てないものです。何故ならどんな辛い修練も、重箱の隅をつつくようなこだわりも、楽しむ人は楽々と乗り越えていってしまう、何故なら楽しいから。もしその対象が仕事であれば、楽しんでいるうちにお金が入ってくることになります。そんなラッキーな事があるでしょうか。

アリストテレスは、真の音楽家は音楽を楽しめる人間であり、真の政治家は政治を楽しめる人間ある、というすばらしい言葉を残した。彼は「楽しむことが能力の証である」とも言っている。これは、理論や学説を超越した、私たちを夢中にさせてくれる、高らかに鳴り響く完璧な言葉だ。
前掲、204頁

目指すべき仕事の形

以上をまとめますと、仕事の理想の姿は「好きで人助け」となります。実現できた場合は以下のメリットが享受できるはず。

 ・好きなことに没頭できる

 ・人助けできて幸せになる

 ・暇を潰せる

 ・ついでにお金も入ってくる

「好きで人助け」を自分に当てはめてみたところ、サウナ経営が自分における一つの答えなのではと思っております。

何故サウナか。
私はかつてサウナに救われました。この素晴らしい体験を提供したい、人にリラックスしてほしい、現代を必死に生きる日本人に少しでも心安らかになってほしい、と思うようになりました。

何故経営か。
私は小さな改善をする事が好きです。経営者であれば、お店 = 自分の城を細かく改善していくことになると予想しています。自分で色々やりたい、コントロールしたいという思いもあります。

ということで、サウナ経営者を目指します。サウナ → リラックス → 瞑想と繋がり、日本古来の瞑想である禅に興味が湧きました。次回は禅について書きます。

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