医療ツーリズム:ギリシャのIVFクリニックを訪問して生まれた疑念
クリニックA(ギリシャ)来院2日目、医師と会うと体外受精法の提案が始まりました。
原因不明不妊の原因を突き止める検査をしてるんじゃなかったっけ?
答えが出てないのに、結局体外受精に進むんスか?
そこを突っ込んでみたけど、満足できる答えは得られませんでした。
続いて医師がパソコンでWord文書を開くと、テンプレート的な薬剤一覧が。眼の前で編集し、印刷。
受付で処方箋として出すので、薬を買って帰ってもいいよ、と。
ただし、うちいくつかは、検査結果によって使うかどうか最終決定するんだとか。
前日に子宮内フローラ検査をしたとき、検体採取を兼ねて「子宮内膜スクラッチ」といって子宮内膜に軽い傷をつけることで着床しやすくなる(かもしれない)という手法をやってるので抗生剤を出されたんですが、実は当時E. coliという細菌の尿路感染が発覚したばかりだったので、対応する抗生剤に変えてもらいました。
PRP療法についても聞いてみたけど、私には薦めない、とのこと。
そんなこんなで、A4にずらっと10種類以上の薬剤が載った処方箋を受け取って訪問終わり。
搭乗するときに必要があれば不妊治療中で薬を運んでいると証明するための手紙ももらいました。
クリニックを出たあと、薬局を見つけて汎用性のある葉酸、抗生剤(治療中、手術をするたびに服用しないといけないんだとか)だけ購入。
卵巣刺激に使う薬は高いので、イギリスで買うより現地で買ったほうが安いだろうなとは思ったけど、まだここでやると決めたわけじゃないしね。
訪問後のクリニックの印象
原因不明不妊の原因をまずは調べ尽くすって話はどうなった
検査中、医師の対応がじっくり見るという感じでなく雑だった
薬剤テンプレ文書を見て、なんだ結局テンプレ対応じゃんって思った
1日目、精液検査は土曜にやりたいと伝えてOKされたあとに別の人が来て、今日やってほしいと公共の場所で説得された
受付に座ってる人たちはいわゆるIVFコーディネーター※さんたちだったんだけど、超事務的
帰りに質問があって話しかけた受付の人が態度悪(土曜なのでお昼で閉めるところだったからっぽいけど、一気に印象がガタ落ちしましたね)
でもまあ、とりあえず検査結果を待ってみよう
※「IVFコーディネーター」とは、海外だと外国人担当みたいな営業事務職の人で、問診の予約を取ったり段取りを整えたりしてくれる役割があるようです。
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