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イギリスの体外受精クリニック初受診の結果...

医療機関以外では誰もマスクをしない、日常が戻りつつあった2022年も終わりに近づく頃、自費のIVF(体外受精) クリニックで3Dエコー検査を受けました。2020年にウェビナーを見て、気になっていたところで、地元に近いのがポイント。
エコーは技師が行い、後日医師とのオンラインカウンセリング込みで2万強!
子宮、子宮内膜と卵巣の状態、卵胞の数をチェック、結果を写真つきで印刷してその場で渡してくれました。

数日後、オンラインで医師と面談した後で提示された治療プランは、低刺激で3回採卵&顕微受精で貯めた胚を着床前診断して正常胚を移植する、というもの。
方針の根拠として示された論文が "Accumulation of embryos over 3 natural modified IVF (ICSI) cycles followed by transfer to improve the outcome of poor responders"。
自然周期(顕微授精)を3回繰り返して貯胚した後の移植で、卵巣刺激の反応が悪い患者の体外受精結果に改善が見られたという内容です。

そもそも知識も経験もなく、このやり方が自分たちに合ってるかどうか皆目見当つかない状態ですが。
それ以前に薬も含めた見積りが2万ポンド近く(当時の為替で300万超え)にのぼり、直感的に「無理!」ってなりました。
一度エコー検査受けてオンラインで話したくらいで、さあ何百万もコミットできますか、っての!
会社目線で見ると、あーこのクリニック営業失敗したなと(笑)

ちなみに、低刺激や自然周期は、まず卵巣予備能=今ある卵子の在庫そのものが少ないため、いくら高刺激で卵を増やそうとしても少ししか採れない人向けの方法だそうです。
当時は年齢から自分は卵巣刺激低反応だと信じていたので、この提案に対しては特に疑問を持たなかったのですが。
採卵周期を3回経験して振り返ると、つくづく自分には適さない方法だったのだなと思います。
というのも、蓋を開けてみると私の卵巣反応は年齢に似合わず良好で、歳の割にはたくさん卵が採れたのでした。
そんな今だから言えるけど、お金と時間がかかるだけで効率の悪い方法を提案されてたんだなあという感じです。

まあ、最初に見たウェビナーでも低刺激や自然周期がいかに体に優しく高齢女性に良いかって強調されてたので、個人に合わせた治療方法というよりもクリニックの好みなんだろうなと、よく考えればわかることだったのかもしれません。
ここから、猛勉強と国外クリニック探求が始まります。

※エコー画像はRadiologykey.comからの借り物です。

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