移植周期 Day 28:胚移植初体験
あっという間に1週間が経ち、移植日がやってきました。
夫合流
別行動していた夫が、前日夜に合流。
男性側がいなくても移植自体は成立しますが、幸せホルモン、オキシトシンが出るようにたくさんスキンシップを取りましょうと、イギリスで長年お世話になっている鍼の先生が言ってたし、彼も、夫婦一緒に臨みたいということでした。
まずは医師と会う
初対面の、しかもクリニックBで担当された中では初の男性医師でしたが、根気よく私たちの質問に答えてくれ、なかなか感じのいい先生。この先生が始めから担当してくれてたらもっとスムーズだったのでは?というくらい話の通じる人でした。
問診を終えたら待合室で少し待つことになります。
移植の直前にトイレ禁止の理由
クリニックのトイレには、移植前にはおしっこしないでと張り紙があり、医師にもトイレは我慢してくださいと念を押されます。
普通のエコー検査は膀胱が空の状態でやるので、子宮は縦につぶれた状態(前回撮った子宮のエコー写真がまさにそんな感じ)です。
胚移植のときは、ある程度おしっこが溜まってる状態だと子宮が横につぶれてくれて移植作業がやりやすいんだそうです。
移植体験
採卵と違って、移植には夫も付き添っていいとのこと。
案内されたのは採卵室よりひとまわり小さい、移植専用の部屋です。
診察台の上に寝たまま胚を観察できるモニターがあり、そこに映っているのが、隣の控え室で待っている私たちの胚だと言われ少し感動。
無事凍結融解を乗り越えてくれた様子で、問題なしですよ、と言われました。
診察台に乗ると、まずはあそこを開くためにプラスチックの膣鏡を装着されたら、看護師がお腹にプローブを当てて、上から見た子宮の超音波画像が診察台横のモニターに映ります。
続いて、培養士らしき人がチューブのようなものを医師に渡し、プラスチックの管を子宮口から通される瞬間チクっとしたと思ったら「はい、終わりましたよ」とあっさり。
培養士が顕微鏡でチューブの中身の確認をしに行って、空だったら移植完了です。
エコー画面では子宮の中心に白く光るものが見えて、これが胚の入った培養液とのこと。
この後は診察台の上で、10分動かないでじっとしているのが定番の指示のようです。
10分安静にしない人の方が成功率が高いという研究を読んでたのもあって、10分待たずにトイレに行きたいと言ったら5分で降ろしてくれました。
移植後の手続き
終わったら、待合室で医師から移植レポートを渡され、2週間後にできれば血液検査で妊娠判定チェックをしてから結果を知らせてください、陽性だったら続けてエコー検査を受けてください、との指示。
唯一投薬を続ける黄体ホルモン膣錠の処方せんをもらって、移植前にやった黄体ホルモン血液検査の精算を済ませたら、実質このクリニックとはおさらばです。
PGT-Aしてくれなかったふりかけ法の胚はもう他所に移して検査済みなので、これで妊娠してもしなくても、ここに戻ってくることはありません。
コーディネーターとの相性が悪かったり、悪質かもしれない看護師に当たったり、PGT-A問題があったりと、お世辞にも100%満足できるサービスとは言えませんでした。
無事移植が終わったことはもちろんですが、これで手を切ることができたことにもホッとしました。
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