皇太子に甘やかされながら監督したい 21-22 #0
イタリア代表監督になったあたりで止まってましたが、再開…はせずにニューカッスル・ユナイテッドで遊んでみることにする。
昨シーズンのニューカッスル・ユナイテッドといえば何と言っても新オーナーのサルマン皇太子。母国のサウジではバリバリに政治活動を行っており、それに伴った血なまぐさい疑惑もあるが、資金力は世界有数の資産家が集うプレミアリーグでも規格外。
一方ニューカッスル・ユナイテッドのあるニューカッスル・アポン・タイン。
誤解を恐れずに言うなら何もない田舎町。こと食文化に関しては貧相なイギリスということもあり、しいて言うならこのクラブチームこそが町の名物。
ライバルは隣町のサンダーランド。近隣の街がスポーツで対立するのはよくある話だが、元々仲が悪いらしい。サッカー以外何もない(言い過ぎ)このあたりでは試合はまさに町の誇りをかけた戦いだ。このマッチングはタイン・ウェア・ダービーという名前がついている。晩年のアラン・シアラーのケガなど生まれた因縁は多く、イングランドで最も殺気立つカードと言っていい。
歴史的経緯にあるマンU、実はニューカッスルに対して圧倒的な戦績を誇っており(ニューカッスルの通算勝率は1割)、マンUが世界的な名門であることを差っ引いても相性が悪い。ライバル、と言うより壁のほうがニュアンス的に近いか。
途中からやる気をなくした感が強い前オーナーのマイク・アシュリー時代はしばしば降格争いに追い込まれるも、それ以前は上位に食い込むこともある侮れないクラブチームだった。ちなみにプレミアリーグ発足以降ほとんどの年で所属しているが、プレミアリーグ元年は2部にいた。
割と最近まで日本の武藤がいたが、ガン引きカウンターで必死に残留を勝ち取るチーム状況ではスキルがかみ合わず、まったく存在感を発揮できないままだった。FWに求められるのは高身長のパワフルなポストプレイなので致し方ない。