見出し画像

サンテティエンヌ再興記 1年目終わり

リーグ2の昇格争いは今シーズンのJリーグ以上の激闘が繰り広げられた

1位だったものの上位5チームは7ポイントの間でせめぎ合い、最終節までもつれるなど、ぎりぎりだった。危うく(昨シーズンの)サポーターのせいで昇格を取り逃がす可能性すらあった。

スタッツ

まあ強いチームはこうなるよねって形になった。来シーズンはこうはいかないだろう。

特筆すべき選手

得点面においてシーズンを通して活躍したのはJPカラッソ。

高めのフィジカルとまとまったスキルだが、あまり賢い選手ではない

メンタル面以外は完成されており、上からでも裏からでも点を取ってリーグ4位の24点。メンタル面の充実があればリーグ1の上位レベルだが、あまり上積みは望めなさそうなのが残念。それでもリーグ1レベルの選手ではある。
役割はターゲットFWのサポートなので、無理に攻撃にしなくても点を取れるといういい例。

もう一人は11G14Aと完ぺきな活躍をしたマシュー・カファロ。

車内からエアガンをぶっぱなって通行人に当てたという前科があり、一度解雇されたという十字架を背負った男。ランス、スタンダールと渡り歩き、今シーズンはレンタルでASSEに加入している。
能力に穴がないので、サイドでも中盤に降りてきてもエリア内でも存在感を出せるのが強みで、彼がいるから左ウイングのポジションが用意された。それが二桁得点につながり、見事期待に応えた。ピッチの上なら遠慮なく撃っていいことに気づいたのだろう。
レンタルに付随した65Mの買取オプションは能力に対して破格の安さ。活躍もあって当然のように行使され、来シーズン以降もASSEで戦うことになった。