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大人の友だち作り

「大人になってからの友だち、どうやって作っていますか?」。今日、同僚に投げかけたふとした疑問です。

社会人になって、仕事で出会って友だちになった人、SNSで知り合って、そのまま実際に会って顔を知った仲になった人。さまざまいますが、改めて考えるとどうやって、大人になって友だちって作るんだろうなと疑問に思ったんです。そもそも友だちの定義って何なんだろう。

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ちょうど去年の今頃、ずっと会いたかった友人に京都の街で会えました。

友人と知り合ったきっかけはTwitter。6年ほど前かな、彼女が私のことをフォローしてくれました。だいぶ年は離れたいたけれども。芯の強い京女。お洒落で美味しいものの話が大好きで。若くて「プチプラ」「お値段以上」が大好きな私に、質のいいコスメや美しいものが生活を彩ってくれることを教えてくれたのも彼女でした。そして姉御肌でいつも私のことを包んでくれて。恋愛で迷いが出た時、姑や夫との関わりを悩んだ時、いつも寄り添って考えてくれた、温かい人。

それまでにも一度、京都に行ったことはありましたが、会うことは叶わず、初めての対面。これまでも何度も会ったかのように話は弾みました。おしゃべりしながら散策した植物園に、当時1歳の娘も大喜び。

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ひとしきり遊んで、別れ際「元気でね」と言って抱きしめてくれたのが最後になるなんてね。

彼女はがんが再発し、余命半年と宣告されていました。その1年前、苦しい抗がん剤治療にも耐えて、がんをやっつけたはずだったのに。京都で会って、わずか5ヶ月後には天国へと旅立ちました。

今でも時々、彼女のTwitterに声をかけてしまいます。

大人になってからの友だち。

子どもの頃は「友だち100人できるかな」なんて言っていたけれども(笑)数が豊かさじゃないんだなと思います。

心の底からその人のことが大好きで、会うと幸せになる、そして、この人のこと喜ばせたい、そう思える人がほんの少しでも居たらそれで十分なのかもしれないな。





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