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ノクチルイベを経てのあれこれ

開催されました。ノクチル初のイベントコミュ「天塵」


凄かった、なんだかんだ二周年を期にスタートした勢なのでRの共通コミュ読む所から彼女達を追っていたので感慨深い。

今回のイベント通して言えることだが、自分のこれまで約3ヶ月考えていた『ノクチル』に対する解釈についての答え合わせをしている気分だった。

こんな状況の時このキャラはこう言うだろう、このキャラ同士はきっとこう言う関係性。

といった自分の脳内で行われてきたエミュレーションがオフィシャルで描かれており、それが読んでいてとても楽しかった。

以下公式と自分の解釈の擦り合せで「なるほどなー」と思ったシーンについて書いていく。

当然のようにイベコミュネタバレしているので注意。








このゲームを2ヶ月前にスタートし、ノクチルに抱いていた感想はこうだった


アイドルではなくガールズバンドっぽいなこの子たち、と。

彼女達のユニットソングである「いつだって僕らは」についてはアイドルっぽいキュートな曲調ではなく、ロキノン系バンドによる楽曲のような印象を抱くメロディラインだった。

勿論、その後個々のWINGを読み改めて「あぁアイドルなんだな」と認識を改めた。


そんなノクチル、イベントコミュである「天塵」のオープニングタイトルはこれ

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多分、この文字列だけ見てわかる人にはもうわかるんだと思う。
僕はなんとなくこの「ハウスーンイズナウ」というフレーズに聞き覚えがあったので、イベシナリオを読み終えてから調べてみると、イギリスのロックバンドであるザ・スミスの楽曲だった。

オルタナティブロックバンドには詳しくないのだが、まず間違いなくタイトルの元ネタはこれだろう。

やはりライター側からも彼女達の物語にロックバンドの成分を散りばめているような気がして、自分が最初に抱いた「ガールズバンドっぽい」という印象も間違ってはいないんだろうなという気がした。

ちなみにHow Soon Is Now?の歌詞に

When you say "it's gonna happen now"
When exactly do you mean?
See I’ve already waited too long
And all my hope is gone
(和訳)
「今度は大丈夫」って君は言うけど
今度っていつなの?
ねえ、僕はもう長い間待ってるよ
だから希望も失せたよ

という1フレーズがある。

ノクチルのユニットソング「いつだって僕らは」の

きっと夢は叶うよなんて 誰かが言ってたけど
その夢はどこで 僕を待ってるの?
きっと憧れてるだけじゃ ダメだって知ってるんだ
僕の靴はまだ白いままで

って歌詞はその部分凄い意識されているなと今回元ネタ調べて思った。作詞が先かシナリオが先かは知らないが。

オープニングシナリオの内容は幼少時のノクチル4人が浅倉透の提案で海へ行こうと約束をしたことの回想だった。

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幼馴染」という関係性である以上、283プロダクションの他ユニットとシナリオで一番差別化できる部分はここだろう。

アルストロメリアについても「大崎姉妹」という幼い頃の関係性を描く上でノクチル以上に深い所まで描写できるキャラクターがいるが、あくまで姉妹の関係という部分にしかフォーカスを当てることができない。

ユニット全員が幼い頃に同じ場所に集い、それぞれが何を思っていたかを描けるのは全員が幼馴染であるノクチルだからこそなのだ。

ちなみに今回幼少時に、キャラ同士がお互いをなんと呼んでいたかが描かれていた。新たに発覚したのはここらだろうか。

浅倉→樋口は「まどか」

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樋口→浅倉は「とおる」

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雛菜→浅倉は「とおるちゃん」

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小糸については基本的にどのキャラに対しても現在の時間軸と同様だった。
一人だけ進学した中学校が違っていたため、幼少時の呼びから変化が無かったということなのだろうか。

浅倉と樋口については、樋口が現在でも時折「透」呼びすることがシナリオの随所で現れていたが浅倉→樋口に関しても以前は「まどか」呼びだったことが今回わかった。

雛菜についても、現在では「透先輩」「円香先輩」と名前の後に「先輩」を付けるようになっている。

小糸以外の3人がそれぞれ幼少時から変化しているが、この「呼び」の変化についてもいずれどこかのコミュで触れられるのだろうか、今後が楽しみだ。


次に書くのはイベントシナリオ3話にて不遜な態度をとった番組側に対して、浅倉を筆頭に雑なパフォーマンスで報復するノクチルのシーンについて

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これに関しては番組スタッフ側の態度が悪いことが直前のシーンで描写されている。歌うことを練習していたのに本番になって突然口パクで通せという指示、またカメラは浅倉のみ写すので他は適当にという内容だ。

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だが、ここで浅倉がこのような行動に出たのは間違いなくこの小糸を小馬鹿にしたスタッフの発言のせいだろう。

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ここまでのシナリオで他キャラから浅倉へ向ける感情の流れ等は描写されていたが、浅倉が福丸小糸という、幼馴染を大事にしているという様子を伺えたのは良かった。

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直接怒りを言葉として表すのではなく、行動でそれを示した。

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新米アイドルという身分、しかもユニットとしての初仕事でこうした行動に出るのは余りにも反骨精神溢れていてロックだった。やはりロックバンドなのかノクチルは。


また、この報復シーンで印象だったのは浅倉だけではなく、この樋口だ

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カメラに抜かれているのがわかっているのに笑顔を浮かべず仏頂面で淡々と踊る。

WINGで彼女をプロデュースすると聞けるこのセリフ

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所謂「営業スマイル」さえしておけばなんとかなる、と樋口の抱くアイドルという仕事への印象だがここではその営業スマイルすら浮かべていないのだ。

ここは浅倉の行動に賛同して同じように雑なパフォーマンスを取ったとも捉えれるが、個人的には単純にやはり憤っていたのだと思う。小糸を馬鹿にされたことに。もしかしたら結果的にこんな事態になった仕事を持ってきたシャニPへも怒りを抱いていたのかもしれない。

普段は澄ました感じの印象を抱く浅倉と樋口だが、大事な幼馴染を虚仮にされるのは当然腹が立つのだ。

こうした10代半ばの年相応の感情に任せた行動をシャニPは「輝き」と称した。

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若さ」とか「リビドー」とか「青春」とか色々言い換えることはできるだろうが、ノクチルの魅力は「これ」なのだと、プロデューサーは思ったのだろう。


だが、当然このような行動を起こしたのでノクチルは業界的にいきなり厳しい状況を強いられる。SNSでは彼女らに対しこんな書き込みもされる。

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シャニマス、毎度ネット上のアンチ意見がやたらリアル。て。

ちなみに僕は以前こんなツイートをした


樋口と雛菜、ネットで叩かれたらこういう感じなのかなぁと思ってツイートした何気ない内容だったのが、今回公式にて示された実際のキャラの様子はこうだった。

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雛菜、強い。

個人的には雛菜はそういったネガティブな意見に対しては、自分の「しあわせ」からかけ離れているので一瞥して受け流すと思っていた。

だが実際には「知らないけど」と言いつつちゃんと意見を受け止め、その上で「この相手はなんでこんなこと言ってるんだろう?」と発言の意図について思慮するという想像を超えたタフさを持っていた。雛菜すごい?雛菜すごい~!。


一方で樋口については小糸のフォローをする様子から、あまり堪えていないようだ。

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もっとも、ネットに書かれた「干されている」という自分達へ向けられた批判の言葉を引用している様子からやはり意識しているようにも思える。

今回のイベントは小糸と樋口のノクチル苦労人ペアが中心に話が進んでいたイメージだが、アイドルを続けていく上で樋口の心労が大分伺えたのでシャニPへのあの態度はストレス発散的な部分もあるのかなと感じた。



とりあえずこうして書いてきたが、他にも色々感じたことはある。最後の海岸ライブに至るまでのあれこれとか。


ただそれ書くと目が滑る長文を書いてしまいそうなのでこれくらいに留めておく。長けりゃいいってものでもないし。

今回のイベント感想をSNSで眺めると内容が大分賛否両論であり、また賛否内でも意見がバラバラで面白い。当面は話題になりそうなので他の人が書く感想を楽しみにしていよう。

初ユニットイベントということで、自分が読みたかったような内容については大体描写してくれたので大分満足だった。あと冒頭にも書いたが、キャラの解釈を改めないとなぁと思う場面がちらほらとあったり。

そして全員幼馴染という設定は色々な関係構築周り吹っ飛ばせて便利だけど、それ故に省略されている部分を行間から読み解くの凄い力使うからノクチル関連は今後も気合い入れて読んでいかなければと覚悟した。

個人的に見たいのはノクチルが回転寿司に行く話なのでsSSRとかで回転寿司行くコミュ追加してほしいなと思うのだった。おわり。



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