対人恐怖

先日、ある集まりに参加した。
少人数の方が話しやすいと思って、初めてで不安だったけど思い切って申し込んだ。
同じような趣味があるからか、穏やかな方々で居心地が良かった、最初は。

私は自分が人と話すことに苦手意識があることを克服しなくてはならないと思い、生徒会に所属しことがあった。
約1000人の前で演説をし、荒治療だがこの場を乗り越えられればグループワーク程度では緊張しなくなるだろうと信じて意を決して立候補した。

経験してみて、以前よりは吹っ切れた感じがあった。やるしかないという勢いに押されるがまま。
この経験は少しは自信になったのかもしれない。

でもやっぱり、怖いという気持ちが無くなることはなかった。
生きているだけで申し訳なさを感じる。
ここで発言してもいいのか、間違ったことを言ってはいけない、これで誤解なく伝わるだろうか。考え始めたらキリがなく、結局黙り込んでしまう。グループで話さない人がいると気を遣わせてしまうことはわかっていながら、それでも口が動かなかった。

話を戻す。しばらく人との接触自体を避けていたから忘れていたけど、そういえば怖いんだった、ということを思い出させられた出来事だった。

人と話すのが怖い人にとってこの世界は地獄でしかない。外に出れば、敵がたくさんいるようなもので、しんどい。
じゃあ一生関わらなければ?というわけにもいかない。何よりたまに寂しくなることがある。

何で生まれてきたのかわからないのは皆んな同じだとして、単独で生き抜かなくてはならないこと。いっそ終わりにしたいと思うけど、報道されたくないなとか死んだ後のことまで人目気にしてしまうんだから浮かばれない。

甘えかもしれない。

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