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夜、とそれに付随する感性

乾いたそれの成れの果てに

君は何を思う。

運命を恨むか。

それすらも辛かろう。

この荒野に吹く夜風は

今日も冷たく

まるでわたしたちを笑っているかのようで。

血の流れるトカゲに目を向けた私は

どうして彼を見捨てることができようか。

呻く声がまたひとつ消えた。

灯りはまだ遠く、

夜明けは訪れない。

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