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事実への確認と希望

苦しむのに慣れたか。
泥沼に潜む大きな雷魚を
しばらく見ていたい気がする。
眠る、眠る。
私は、あなたのことを知っている。
水が雪となり、結晶へと変わる。
事実に基づかない厭世的な夕暮れ。

死してなお苦しむかのように
手は強く握られていて
苦しんだまま消えたくはない
という願い。
誰もが思う雑然とした空想ほど虚しいものだ。
真実はいつも朧げで、
事実という名の靄がかかる。

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