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夢と無限

ある花に触れ
僕が全てになる日が
やがて来るようにも思う。
誰のものでもない、
自分の体に
何物でもない何かが
入り込み
僕は”全て”になる。
概念。観念。
素晴らしく恐ろしい朝日に、朝露に、
心躍らせたことを覚えている。

君は美しいよ。
陽に照らされて光る君は本物で
僕にはどうしようもないくらい遠かった。
記憶の線を辿って
君がいなくなってから
あぁなんて
真っ白な世界なのだろう、
解放感に溢れて、何か物足りない、
もう、元の自分には戻れないな。
次の花が咲いたら
あなたは儚く散りゆくの
その言葉を残して姿を消した君を何度も思い出す。

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