遠くに佇んでいる、あれは一体なんだろうね。
行こうと思っても決して近づけない
ゆらゆらと、まるで波のように
寄せてはひいてを繰り返す。
私たちは、この世界ともう一つの世界を行き来していて、
丁度その境目にいるんじゃないかな。

気づいた時にはもう元の世界とはさよならをしていて、
もう二度とは帰ってこられないのでしょう。
闇に飲まれる前に、早くこの世界にさよならを言って。
この闇が死んでしまう前に、私も一度死ぬんです。

そしてまた、こことは少しだけ違った世界に生まれるの。

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