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殺伐とした 夜中の荒野に 眩いほどの 星が舞う 星の光をかき消すように 砂の嵐が吹き荒れて…
実は、みんな気付かぬうちに死んでいて、 ただ漠然と歩いているだけだったりして。 そんな妄想…
不幸を感じた時、 私たちは階段を一段だけ下りていって、 その時に一番良い音が鳴るのだと思う…
可哀想なほど乾いてしまつた 寂しき心に潤いを 割れた大地に可愛い花を 乾いた風が吹きしく荒…
眠りに落ちる時、 実は落ちるよりも沈むほうが正しくて、 私は液体になって、 どこまでも地下…
悲しかったり、嬉しかったり、 段々畑に、花が咲く。 歪んだ愛には、歪んだ花を。 醜い恋には…
例えば、文字がなかったとしよう。 言葉がなかったとしよう。 そんな世界を、考えてみる。 人間の可能性はまだ奥底に眠っていて、 私たちは、 言葉があったから発展したのだけれど、 言葉があったから不幸も生み出したのだろう。 言葉があるかぎり、人間の可能性は全く起きる気配はなくて だからもう、人間なんて頭打ち。 単純な感情を表現したくて、 混じり気のない思いを理解したくて、 私たちは、今日も取り繕って生きている。 実は虫たちの方が、よっぽど真実の世界を 生きているのかもしれな
ずっと一人だったらいいのに。 それは、ただの強がりでもなんでもなくて、 ただ純粋な、切なる…
生の終わり。死ぬこと。 それへの興味、関心。 死ぬことは誰にも止められないし、 止めてはな…