その一言、余計です!
私の教室には、子どもたちが作品やプリントを提出するたびにはんこがもらえ、そのはんこが数個たまったら、ご褒美に面白消しゴムを選んでもらえるという仕組みがあります。
楽しみに♪楽しみに♪して、や~っともらえる消しゴムです。
やっと選べる権利を手にした子どもは、「どれにしようかな~~~~??わくわく。」と、ニコニコで選ぶのです。気になるのが複数あってなかなか決められません。楽しい楽しい時間です!
私は決して「早く選んで」って言いませんよ。
で、子どもたちはようやく選んだ消しゴムを、嬉しくて、ニコニコで、お母さんに見せます。すると・・・どんな返事が返ってくるのでしょう?
「またそれ?前も同じものもらったやん。違うのにしたら?」
と心無い一言が!
その一言、余計です。
なんで無神経にそんなセリフを?
わが子が喜んで悩んで悩んで選んだものにどうしてケチをつけたり、ウキウキに水をさすようなことを言っちゃうんだろう?
講師が、子どもさんに消しゴム(プレゼント、ごほうび)を渡すとき、さて何と言って渡しているでしょう?
「前も同じの選んだやん。違うのにしたら?」とは絶対に言いませんよ。
「上手に選べたね。」「いいのを選んだね。」って言って、子どものウキウキをさらに押し上げるように持っていきますよ。
親が無神経であるのに、どうして子が『他者に対して無神経ではいけない』という学びが得られるのか、と思います。
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