私にとっての幸せ
私は、トランスジェンダー女性だ。
人生のほぼ全てを女性として生きている。
そうじゃない時間は、ホルモン剤を飲んだり、術後のメンテをしたり、トランス当事者である事を記したり語ったり発信したりするときくらいだから、ごく僅かな時間しかない。
まだ男として女じゃない自分という現実に苦しみ嘆いて半ば諦め半分の投げやりヤケクソで生きていた時期に比べたら女性として生きる人生を過ごせる今、とても幸せだ。
ここで一つ。
勘違いされたくないのだが、無理に女性として扱われるのと、自然に女性として生きるは全然違って、よく「私は女よ!」って他人に自分を無理やり認めさせるのがトランスジェンダー女性だと心ないコメントで溢れるTwitterなどで、言われたりする。
しかし、そういう行為も、そういう状況も、私にはただ虚しいだけで、それを望んで行動しているみたいに思われるのは、非常に悲しい。
そういう行為や状況などではなく、ただ自然に女性として、トランスジェンダー女性とか関係なく生きる瞬間瞬間にこそ、私は幸せだと感じる。
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