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映画メモ74「FALL」

高所恐怖症の彼氏が観ようと。
いいのかい?

あまぷらにあるよ

まあ、ヒュンヒュンするやつ。
ひぃやぁぁぁ!など奇声を発しながら2人で手に汗を握りつつ見ていた。

冒頭で主人公の夫が滑落死。
で、なかなか立ち直れない女の子がー
ってな話。

私は恋人を亡くした時、というか幽霊を見た後、
アルコールにも逃げず
薬にも逃げず
仕事が詰まらないからのめり込むこともできず。
その辺記憶が曖昧になってきたな・・・。
拒食気味ではあったか。
ぬいぐるみ抱っこしてたか。
彼そっくりのくまちゃんのぬいぐるみ。

私は逃げるのが上手じゃなくて
いつも正面から向き合って疲れ果ててしまう。
いちいちそうなので、
要領悪いと言われる。

そんな自分を好きじゃなかったけど
もうしょうがないなと最近は諦めた。

いちいちいっぱい考えることが
何かの役に立つことがあるかもしれない。
何かと役に立つ場面があるような気がする。

判断が早めなのは、積み重なったそういうもののせいかもしれないし
生まれ持った能力なのかもしれないし
いちいちぶつかってくのも生まれ持った能力かもだ。

「幸せか」
と人に問われて「うん」と即答できなかったことが
私にとって夫への最大の裏切りに感じてもう一緒にいられないと
出奔するなんて、何その生真面目ぶり。
私が浮気した形だろうが何だろうが、
何よりも即答できなかったことが恥ずかしくて、申し訳なくて
いたたまれなかったのだ。
っていうかバカ。本当にバカ。

若さゆえの過ちというのなら、まさにそれだろう、俺。

しかし、この映画も「若さゆえの過ち」しかないよな・・・。
若さゆえの過ちのすべてが詰まっている映画かもしれない。

彼氏と私の鑑賞後ブリーフィング(笑)で
「あれ抗生物質爆量投与では、全治どれくらいだろう」
「彼女は医療保険に入っているんだろうか」
「アメリカだったらマジ破産するのでは」
「クラファンで医療費調達するためにデンジャーDを継ぐのか」
と、どうでもいい話で盛り上がった。

彼が
「143!143!」
と言うので
「Hateも4文字だからね!」
とプリプリ言ってたら
そんなぁとしょんぼりした彼氏であった。

末っ子におすすめしたいが高所恐怖症なので
絶対無理だろう。

なんつーか、高所恐怖かもって人ならサブスクじゃないと
見られないよなあ・・・と思うなどしましたわ。

おしまい。


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