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読書メモ10 「決してマネしないでください」

古い本だけど、何かでチラッと見かけて面白くて購入。
全3巻なのもよい。
当時の職場に持って行ったら女の子たちも結構面白がって読んでたっけ。

その頃、恋人が生きていた頃のことだけど、
彼はとても理系の人で
モロにそこだろうというところ出身。
よく彼が理系あるあるみたいなことを言っていて
それをネタにして笑っていたのもあって、ふたりで読んだ。
懐かしくなりつつある思い出。

彼から聞く理系の大学や大学院の話はいつも面白かった。
それがマンガになった感じ?

彼の母校の方を散歩したことがあるけど、
ちゃんとチェックのシャツ着ている人が歩いていて
彼が感動していたっけ。
「今も変わらない!」ってね。

いろいろな(やべー)科学者が紹介されてるけど
そういう人たちって、やっぱりそうなのね、という感じ。

なかでもジョン・ハンター。

読みたいと思いつつ、なんだかそのままだな。
後で読もう。

医療者をかすっている私としては読んでおくかと思って
こちらは読んだ。
いや、こういうのがあって医療は進歩してきたし
時代と経緯は分かっていても、それでも
みんなトンチキな治療法に騙されるのが変わりなくて人間はそう簡単に進歩しないんだわ!ということがよく分かる。

科学的なリテラシーをどこで身につけるのか。
どのようにして身につけるのか。
ちょっと国を挙げて考えてもいいんじゃないかなあと思ってしまった。

「決してマネしないでください」は、青春マンガなので
みんなかわいい。
恋をするの、やっぱり楽しいよね。
うまく表現できないことも含めて。
その表現がどうも相手に届いてないようだから
相手に届くように工夫したり。
そういう努力の末に、でもやっぱり実らないこともあるだろうけど
そのプロセスは、後でいろんな場面で役に立つこともあると思う。

社会という大海を私たちは泳いでいるから
必ず人と関係を持つわけだし。
「相手に届くようにする工夫」ができる人は
多分どんなところでも輝く人材になることでしょう。

え、私?
永遠のトンチンカンですよ。
私の来し方こそが「決してマネしないでください」だよ。
良い子はマネしちゃダメよ。

おしまい。

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