ツボナージュが生まれた4

太腿の内側をしっかり治療することで大きな効果があることを実感した私は、
足の他の部分も同じ様にしっかり治療すれば、さらなる効果が期待できるのではないか、と考えました。
 
理由は「筋肉の70%以上が下半身にある」という事実です。
 
毎日治療をしていて感じることです。
・血行が良い方に不健康な方はいない。
・血行が悪い方に健康な方はいない。

これは現代医学で病名がつく状態だけを指しているわけではなく、不定愁訴をお持ちの方、未病状態の方を含めてです。
 
ということは、身体の筋肉の半分以上を占める足の筋肉をほぐして、血行を良くすることで、全身の健康に大きなプラスの影響がある! と考えたのです。
 
まず、ふくらはぎの内側を治療してみると、腓骨というふくらはぎにある2本の骨のうち内側にある細いほうの骨に、びっしりと、こびりつくように硬い軟骨状の凝りが、ほとんど100%の方にあります。
三陰交という内くるぶしから上に指4本の場所にあるツボは、婦人科や冷え性の特効ツボです。とくにこのツボは、グリッと小石のように軟骨状の凝りが脛骨そのものの真上に張り付くようにあります。
 
 この凝りを体幹の力で優しくほぐしていくと、ドンドンほぐれて冷えた足が温まってくるのですが、患者様は最初は、とても痛がられ「つりそうだ」と、おっしゃいます。
 
しかし実際に治療中につることはなく、ふくらはぎは全体的に柔らかいまま、脛骨の際だけが、濃く古く質の悪い凝りが急速に流れることで一瞬硬くなっているだけなのです。
どうも身体の急速な変化を脳は痛い! と認識するようです。
やはり月2回くらい3か月ほど治療させていただくと、軟骨のような凝りは、探さなくてはいけないほど細くなり、ふくらはぎ全体がフワフワと柔らかくなり、夜中によく足がつっていた方たちが全くといって良いほどつらなくなりました。
同時に足先が温まることで脳の充血がとれて、仕事や趣味、勉強でも集中力が増した! とおっしゃる方が多いです。
足が温まって頭がスッキリしているのですから、機嫌も良くなり、睡眠の質もあがります。
 
次回も足の治療について書きたいと思います。

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