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美味い飯@マドリード🇪🇸

Hola!  スペイン旅行帰りの余韻から抜け出せず、家でも毎朝"Hola"を連発しております。

先日、卒業旅行としてスペイン旅行&なんと念願のマドリードダービー観戦に行ってきました!🇪🇸

マドリーの試合やチケッティング関連のnoteもたくさんの方が読んでくださってありがたい限りです。

念願のベルナベウでの最高の経験が出来たスペインだったが、マドリーと同じくらい私を興奮させるものがあった。
そう、食。スペイン、マジで飯が旨い。昼から酒が進む。

(スペインの後に訪れた某クロースさんの出身国と比べると、スペインの"美食大国"さがよく分かった。ドイツ、肉と芋しかない🇩🇪)

ということで、今回は私がマドリードで訪れた美味い飯、そして最高の店員さん方を記憶が定かなうちに文字で残したく、noteに記そうと思う。

学生の卒業旅行なのでお値段は比較的お手頃なバルばかり。しかし恐るべき円安(€1=¥163で計算)なため、そもそもなにもかも全てが高い。頑張れ、私のクレカ!


はじめに 魔法の言葉 「Esta rico」

はじめに。私は一応何年間かマドリーを観ているもののスペイン語は全く出来ない。大学の第二外国語を選ぶときに、巻き舌が出来ず諦めたから。

知っている単語は「むっちゃグラシアスやで」と「パルティード・ア・パルティード」くらいだ。

流石にもう少し頑張ろうと前日に詰め込んだ単語が、スペイン旅をより想い出に残るものとする魔法の言葉となる。

Esta rico!(エスタ リコ)

美味しい!といった意味の単語のひとつだ。
この5文字を伝えた瞬間、今まで淡々とお店を捌いていた料理人たちがめっっっちゃ笑顔になって話しかけてくれる。ご飯だけでなく余韻まで幸せになる魔法の言葉をぜひ覚えて欲しい。

① 豚の耳が味わえる 「La oreja de Jaime」

マヨール広場から徒歩10分。旅行本にも載っており、行列覚悟の有名店だ。看板メニューの「豚の耳」を、ユニフォームが飾られるThe スペインな空間の中で楽しむことができる。
キッチンが路面に面しており、料理人が踊りながらもこみちの如くオリーブオイルをぶっかけている姿を見ることが出来る。

Oreja Especial de la Casa €7.5 (¥1,200)

看板メニューの豚の耳とジャガイモの炒め物。勝手にコリコリ軟骨系かと思っていたので柔らかくてびっくり。カリッとした焼きとパプリカパウダーの味付けがクセになってバクバクすすむ。日本なら白米大盛り頼んでた。

Champiñón Especial €6.0(¥1000)

スペインバルの定番、マッシュルーム焼き。ここのものは傘にエビが乗っている。きのこはプリプリだし、ガーリックが効いて旨い。

飾られたユニやマフラータオルでテンションが上がる

店内は満員。カウンター越しにバンッて料理が置かれる(叩きつけられる)くらい、料理人のおじさんがめちゃくちゃ忙しそうに客を捌いている。

しかしここで先述の「Esta rico!」の魔法が発動した。
お会計の際に一言そう伝えると、手を止めて「きみたちって日本から来たん?」と。「Yes!」と応えたら、突然おじさんが自らの携帯を取り出し嬉しそうに私たちとの自撮りを撮り始めた

さっきまであんなに忙しそうだったのに?!目の前のビールサーバーからビール溢れ出しそうだけれども大丈夫?!「Esta rico」効果すごい。
びっくりだがなんとも幸せな気持ちでご馳走様。

ちなみにここかなりの人気店のようで、いつ前を通っても順番待ちの列があった。オープン狙いがおすすめ。

https://maps.app.goo.gl/vygjjjhUQZ6hfwvN8?g_st=ic


② 生ハムが旨すぎる 「Matador」

次に紹介するのはお皿いっぱいの生ハムをはじめとした、生ハム系タパスが美味しすぎる店。
旅行の前半戦でここの旨すぎる生ハムに出会ってしまったせいで、その後の生ハムがなんだか微妙に感じてしまったくらいマジで旨い。

生ハムの原木

カウンター席に座ると目の前で生ハムの原木を切っているところが見ることができ、これだけで既に美味しそう。こんなの見たら昼だろうと飲まなきゃやってらんねえ。

隣に来た常連らしきおじ様が「ここのトルティージャ(スペイン風オムレツ、生ハムの皿の下にあるやつ)むーちゃす美味いよ!」と教えてくれた。
今度行ったら頼む。

Ibericos
Jamón /Ración (€22) ¥3520
Wine (€2.5) ¥400

お皿いっぱいのイベリコ豚の生ハム。まず色味から日本にあるうっすいピンクの生ハムとは違う。色も濃ければ、味も生!ハ!ム!って感じでこれ以上ないくらいガツンと濃厚な生ハムを感じて旨すぎたびっくりした初めて食べる生ハムの味。
今まで食べていた生ハムもどきはなんだったんだ。スペインで食べたもので1番感動したかも。

小さめのサイズもあったため、お一人でもオーダー出来そう。

TOSTAS
Iberian Ham and Cheese €7.00 (¥1,100)

イベリコ豚のハムとチーズのトースト。こんな旨い生ハムを焼くなんて勿体無い?!と思ったがトーストにしても美味すぎた。とろとろのチーズにしっかり焦げ目がついていて思い出してお腹空いてきた。
あとここワインが2.5€とお安めなのも嬉しい。

そしてここでも魔法の言葉が発動した。
今まで黙々と私たちの料理を作ってくれていたお兄さん(接客は英語ができる別のお兄さんだった)に、帰り際に「Esta rico!」と伝えると、急に笑顔になって「どこから来たん?」と。
「良い旅を」と言ってくれて手を振ってれた。

ちなみにここもオープンから数十分でほぼ全席埋まった。常連ぽい方もちょくちょくいた。


③ サッカーが観れるバル 「EL CARDEÑA」

続いては料理を楽しみながら、サッカー観戦が出来るリーガ好きには嬉しいバル。(本格的なスポーツバルという感じではない)
前述の「Matador」のすぐ裏側の店だ。

入った瞬間に「あれ?さっきの日本人だよな?」って声をかけられる。誰かと思ったらびっくり、なんとこの日のお昼に訪れた「Matador」のお兄さんだった。

この店の美人のウェイターさんが、ガールフレンドとのこと。休憩中にご飯食べにきたっぽい。運命の再会すぎて驚き。貴方のせいでもう日本の生ハムが食べられなくなりそう。

大きくはないがTVがある

ジローナvsソシエダ。見始めた瞬間にオドリオソラが怪我で代わってしまった。悲しい。

Callos a la Madrilena €12.5 (¥2,000)
Sangria €6.0 (¥1,000)

マドリードの伝統的な郷土料理のマドリード風カジョス洋風版の牛モツ煮込みだ。カジョスはスペイン全土でポピュラーな料理らしいが、地域により具材が異なるとのこと。
ハチノスと呼ばれる牛の胃袋や、このお店ではマドリード風にしては珍しくヒヨコ豆も入っている。

牛、めっっっちゃ柔らかくて旨い。口の中に入れた瞬間にトロットロにとろけて叫んだ。

スペインのお酒代表なサングリアはもっとグラスに並々入っているから安心して欲しい。私が飲んだだけ。
飲みやすくてゴクゴク何杯か飲んでいたら、かなりアルコールが回った。

バルでサッカーが観たい時には良さげなお店。

④ 地元民に溢れる海鮮バル 「Restaurante Cantalejo」

こちらのお店は先ほどまでとは異なり、中心部のSol駅からはちょっと遠め。海鮮系はバルセロナが豊富と言われているなかで、珍しくマドリードでも海鮮料理が多く味わえるバルだ。

Pulpo a la gallega con sus cachelos 
€23.0 (¥3,600)
pan €1.0 (¥160)

タコのガリシア風。たっぷりの茹でたタコとじゃがいもが使われたガリシア州の郷土料理とのこと。(スペインの北西部の、セルタがいる州。)

肉厚のタコがとにかく旨い。パプリカパウダーと岩塩の味付けが若干濃いめなので、お通し(?)のパンに挟んで食べるとまた絶品。エンドレスタコできる。

書きながら調べていて知ったのだが、どうやらこのパンもガリシア風パンかもしれない。濃い味のお料理にも負けないような、外がハードで中がもっちり濃厚なガリシアのパンは、スペインでも美味しくて有名らしい。
そう言えば他の店は全部フランスパンだった。


他にも貝やお魚のグリルなど海鮮系のメニューが豊富

また私は食べていないがスペイン版の雑炊である、ロブスター入りのカルドソ(caldoso)もあるみたい。
「スペインの米料理=パエリア」と思っていたが、パエリアはお祝いなど皆が集まった時に食べることが多く、カルドソの方が庶民に親しまれている家庭的な料理らしい。

スペイン人は毎日パエリア食っているのかと思ったら違った。

国も超えた余談だが「ドイツ人の日々のおやつはバームクーヘンでしょ」も違うらしく、クリスマスの時にしか売っていないらしい。ドイツでお土産のバームクーヘンにめちゃくちゃ苦労した。

ちなみにこちらではないバルセロナのお店で海鮮のカルドソを食べたが、美食揃いのスペインなかでも1番レベルで旨かったまた食べたい。

番外編 スーパー

ここで番外編。
今回は長期の卒業旅行ということもあり、スーパーでおつまみを買いホテルで"宅飲み"をする機会もあった。
スーパーをただ回るだけでも"なんだがスペインっぽい"を感じることができるのでぜひおすすめ。

Cavaと呼ばれるスペインのスパークリングワイン。他の銘柄も飲んだが、これが辛口で気に入った。現地スーパーより楽天の方が安くて泣いた。

チーズの量り売り
オリーブの量り売り

緑のオリーブ、黒いオリーブ、くらいしか今までオリーブの世界を知らなかった。見渡す限り全部オリーブ。
中にアンチョビが詰まったオリーブが気に入った。

実はスペイン、オリーブの生産高が世界一位らしい。わたしもスペインのバルで、今後半年分のオリーブオイルを摂取した気がする。

お土産調達はもちろん、量り売りのおつまみ調達も出来るスーパー楽しい。

お願い編 チュロス談義

スペインと言えばホットチョコレートにつけたチュロスが有名!!と知って、もちろん行ってきた。

私が行った店はチュロス自体の甘味はほぼ無し。チョコレートはビターなのをチョイス。
結論、なんだか"普通"だった。

「今まで食べたチュロスのなかで1番美味しかった!!」とかいう感想を見て、期待しすぎてしまったのかもしれない。
てか私そもそも甘党だが、ドーナツはあまり得意ではなかった。チュロスってドーナツの親戚みたいなものだよね多分。

でも私はまだスペインのチュロスを諦めきれない。私も「チュロスの概念が変わった!!」的なチュロス革命を起こしたい。

今回は歩いてたまたま出会った店に入ったが、どこか他に美味しいチュロスの店があるのか?
スペインでもチュロス派とポラス派に分かれると聞くが、私はポラス派なのか?
そもそも私の胃腸とチュロス(ドーナツの親戚)との相性が良くないのか?

美味しいスペインのチュロスとの出会い方があれば教えてください。次にスペインに行った時に、リベンジする。

最後に 

ここまで私の「スペイン旨い飯日記」を読んでくださりありがとうございました!😌🫶

書きながら改めてスペイン料理について調べることが出来て、とても楽しかったです!!

美食大国スペイン、下調べして行ったお店もたまたま出会ったお店も素敵なところばかりでした。

スペイン旅を計画されている方に、少しでも参考になれば嬉しいです!
ありがとうございました!!🫶

りっつ

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