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推しと偉大な作曲家の意外な関係?!

noteへの駄文投稿は11月で辞めたつもりだったんですけどね。

相変わらずリストラーズ愛は続いておりまして。

Xでリスファンの皆様と楽しく交流させていただいている中で、またまた湧いてしまったのです。どの会話からどうしてこうなったのかは失念してしまいましたが、リスメンを偉大な作曲家に当てはめてみたらどうなるかしら?と。

少し考えてみると、意外にも「しっくりくる」組み合わせが見つかりましてね。仕事の合間にこんなものを作ってしまいました。

リスメンが偉大な作曲家だったら・・・?

仕事で身に着けたスキルの使い方を完全に間違えているような気がしますが、推し活とはそういうものでございましょう?

湯川の主観の産物であり、主観に主観を掛け合わせた、ひたすら主観でしかないシロモノです。

主観(リスメンのイメージ)× 主観(作曲家のイメージ)

しかし、リストラーズ愛好家は音楽がお好きな方も多いのではないかと思いまして、ちょっと想像を膨らませて楽しんでみませんか♪というお誘いで、またまたnoteにふざけた記事をこうして投下している次第でございます。

<<一緒にお楽しみいただける方はこの先へお進みください>>


【リスメンのイメージ】に近い【作曲家】の根拠とお勧めの曲


1.Sd氏 ⇒ ラフマニノフ

19世紀後半~20世紀に活躍したロシア人作曲家。晩年はアメリカのビバリーヒルズで暮らし、そこで生涯を終えている。
高身長で手が大きかったというエピソードが有名で、このイメージがまずSd氏にマッチした。

彼は身長2メートルに達する体躯と巨大な手の持ち主で、12度の音程を左手で押さえることができたと言われている(小指でドの音を押しながら、親指で1オクターヴ半上のソの音を鳴らすことができた)。

セルゲイ・ラフマニノフ - Wikipedia

実寸は全く違うことは重々承知で、あくまでもイメージ上のマッチングということでご理解いただきたい。

音楽面を考えても、「重厚でスケールの大きい」ところがSd氏のイメージにピッタリあてはまる。広い大地につながっていて、絶対に揺るがない底に支えられているかのような安定感・安心感と、重厚なハーモニー。男性的な魅力にあふれている。

それに加えて、甘み成分もしっかり効いている。後期ロマン派に分類されるだけあって、ラフマニノフは「甘い曲の甘さが半端ない」のだが、これもSd氏にあまりにもマッチしていると思う。

Sd氏の甘み成分を主食としている私としては、
この曲を「Sd氏 ⇔ ラフマニノフの一曲」として挙げたい。

パガニーニの主題による狂詩曲 第18変奏

※該当箇所から再生されるように設定しています。

「18変奏」で検索すれば、もっとクリアな音源がたくさん出てきますが、あえて「ラフマニノフ本人の演奏」(貴重)を添付しています。

甘美でドラマティックなこの曲は本当に素敵。
毎回うっとり聴き惚れてしまうところが、まさにSd氏・・・

2.Kt氏 ⇒ リスト

19世紀に活躍した「ピアノの魔術師」は、Kt氏のイメージにピッタリだ。作曲家でもあり、演奏家でもあったリストは、超絶技巧の持ち主としても有名だ。

また、「リスト大モテエピソード」はピアノ弾きの間では有名な話。

ピアニストとしては当時のアイドル的存在でもあり、女性ファンの失神が続出したとの逸話も残る。

フランツ・リスト - Wikipedia

このモテっぷりがKt氏にピッタリマッチしている点に加え、「凡人と一線を画した圧倒的な高い質感」も両者が重なる点だ。

リスト本人が超絶技巧の保持者だったため、リスト作曲のピアノ曲はどれも難しい。素人が週末に思い出したようにつま弾く程度の練習では、到底弾きこなせない曲ばかりだ。

Kt氏の「有無を言わさず女性のハートを鷲掴みにしていく声」とリストの「そんじょそこらの凡人には手が出せない難曲の煌びやかさ」が、質感として同等の位置に存在するように感じられるのだ。

「Kt氏 ⇔ リスト の一曲」は、やはりみんな大好きラ・カンパネラを置いて他にないだろう。

リスト愛好家の方は、「どのピアニストのどの演奏がいい」というこだわりがあるのでしょうが、私はあまり詳しくないのでピアニストを選べません。

趣味のピアノ仲間の間で有名な、「ラ・カンパネラだけを練習して弾けるようになっちゃった素人のおじさん」の演奏を添付します。素晴らしいです。

私は弾けないし、弾こうとしたこともありません。
世の中にはすごいおじさんがいらっしゃるものです。

3.N氏 ⇒ モーツァルト

ピ・ン・クのモーツァルト♪という歌があったせいか、モーツァルトにはピンクが似合う。そしてピンクのリスメンは?といえば、N氏しかいないだろう。

と、冗談はさておき、小柄な天使というモーツァルトのイメージは、何の齟齬もなくN氏に重なる。軽やかで明るい。

モーツァルトの作品はほとんどが長調で、装飾音の多い軽快で優美な曲が多い。聴衆にとっては、明るく華やかに聞こえる作品が多い。

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト - Wikipedia

下書きナシ、修正もほとんどナシで記譜したとされているモーツァルトは、神童であり天才だ。一般人が真似をしようとしてもできるものではない。選ばれし者しかできないことを、理解してやってのけたというところにも、N氏が重なって見えてしまう。

「N氏 ⇔ モーツァルト の一曲」は、軽やかなこの曲。
Mozart Rondo K.485

N氏には「二長調」が似合う。

4.Ku氏 ⇒ J.S.バッハ

事前にXに「リスメンが偉大な作曲家だったら・・・?」の画像だけを投稿したところ、「バッハだけは解説なしで分かった」「バッハしか勝たん」「バッハ😂」など多くの反響をいただいた。

そう、Ku氏がバッハであることは、もはや誰も疑わない。

しかしあえて根拠をご説明しよう。

バッハと言えば、「音楽の父」。
Ku氏はリストラーズの代表であり、「リストラーズの父」ともいえる位置づけだ。

真面目なピアノ学習者は、バッハに取り組む。対位法、二声、三声… と音楽の基礎がてんこ盛り。プレインベンション、インベンション、シンフォニア… とバッハの階段は果てしない。私はインベンションを2~3段上ったあたりで挫折したが、真面目なピアノ友達はコツコツとバッハさんを学習している。

バッハは基礎中の基礎なのだ。

パイプオルガンの荘厳な音楽もあれば、「チャラリー♪鼻から牛乳ー♪」と原曲を凌駕したパロディが独り歩きするところまで、バッハの音楽は世界に浸透している。

真面目からお笑いまで。
この対応範囲の広さも、まさにKu氏そのものではないか。

「Ku氏 ⇔ J.S.バッハ の一曲」は、あえてチェロ。
肩の力を抜いてリラックスして楽しめるところがKu氏に相応しい。

シンプルな曲だけど、美しくてどこか懐かしい。

5.Ka氏 ⇒ カプースチン

一覧表⁈を作成するにあたって、一番悩んだのがボイパ氏だ。ボーカル4人組はすぐにイメージが湧いたのに対し、ボイパ氏に相当する作曲家はなかなか思い浮かばなかった。

最初は線の細さからシューベルトを候補にしていたが、散歩中に最適解が降りてきた。この最適解、6人の中で実は最もマッチしている確信がある(湯川の中では)。

カプースチン、ご存じない方も多いと思われるので、まずは演奏を聴いていただきたい。

できれば8曲全部聴くのをおすすめするが、1曲だけというのであれば、最後の8曲目「Finalle」をどうぞ。1曲目でもいいけれど。

あまりのすごさに、言葉を失う。
「すごい」
「かっこいい」
「とにかくすごい」

「すごい」しか言えなくなる圧倒的な高次元。

センスの塊。
超絶技巧。

ハイレベルで美しいのはわかるけれど、あまりにも自分が及ばな過ぎて賛辞すらうまく述べられない。

この超越っぷりがまさにKa氏にリンクする。

このリズムよ。
リズム感がいい悪いなどの次元を優に超えた神の域。

この音の密度。
Ka氏のボイパも音の密度が高い。

何がどうなっているのか、さっぱりわからない。

全く弾ける気がしない。

ただ平伏するのみ。

そして、ひたすらカッコイイ。


6.O氏 ⇒ ベートーヴェン

重低音が印象的な作曲家・・・と考えた時に、イメージ先行ではあるもののやはり「ベートーヴェン」が浮かんできた。

「ベートーヴェンの曲は全部すごい」と語る音楽家も多い。
この「全部すごい」というのも、O氏のイメージにピッタリではないか。

「古典派」に分類されるベートーヴェンの曲は、近現代の音楽とは違って構成がしっかりしている。カチッとしっかり組み立てられている。

この「音楽のしっかり具合」が「不動のベースマン」に通じる。

在宅勤務「さそり座の女」の歌唱は、あまりにも正確にリズムにのっているために、私には脳内で「1,2,3,4 1,2,3,4」とカウントが聞こえる。4分の4拍子のエネルギーが全て1に向かっている、と感じられるほど「1」の強拍がしっかりしている。

この正確性をもってすれば、ベートーヴェン以外の候補は考えられない。

また、湯川の私情モリモリな話をさせていただくと、個人的な好みの距離感もベートーヴェンがピッタリだ。

好きな作曲家を述べよと問われたら
ベートーヴェン、ラフマニノフ、ショパン etc.
と答える。

実は筆頭に来るほどベートーヴェンが好きなのだ。

O氏は私的にかなり気になるメンバー(最推しは違う、違うよ)なので、お気に入りのメンバーにはお気に入りのベートーヴェンがピッタリですな。はっはっは。

多くのベートーヴェンの作品の中から、ベース氏っぽい一曲を選んでみた。
ワルトシュタイン第一楽章

ドドドドドドドド・・・・ 


以上、リスメンを偉大な作曲家に当てはめたら・・・のコーナーでした。

いかがでしょう。

納得・同意もあれば、異なるご意見の箇所もあったかと存じます。あくまでもお遊びですから、それらも含めて面白がっていただければ幸いです。

思いのほか、執筆に時間がかかりましたが(現在23:42)、考えて調べて書いて、をやっている間は没頭していて本人にとってはとても楽しい時間でした。

リスさんたちよ、今日も楽しませてくれてありがとうございました。

リスファンが作曲家をイメージして楽しむベクトルで作成した記事ですが、作曲家とその音楽をたどってここにたどり着いてリストラーズを知っていただく逆のベクトルもあるとちょっと嬉しいな。

<考察・執筆:2023/12/15>


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