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行政書士試験に六法は必要か?

どうも、こんにちは。

つっきーです。

今回は、行政書士試験の勉強に六法は必要か?について個人的な考えをお話ししたいと思います。これから勉強をされる方は、六法は買わないといけないのか?本当に必要なのか?、六法を使用しないで合格したという意見も聞くし、と迷われている方が多いのではないでしょうか。私自身も勉強を始めるときは六法を使用するか正直迷いました。実際、私が数年前に公務員試験を受けたときは六法は使用せずに突破することができたこともあって、なくてもいけるんじゃないかとさえ思っていました。というより、その当時は六法を使って勉強するという考えにも至っていなかったかもしれないですが。そんなわけで、ひとつの意見として参考にしていただけると嬉しいです。

まず、結論からお伝えすると、私は六法は購入したほうがいいと考えています。その理由は以下の3点になります。

1.本試験で問われる選択肢の3割程度は条文知識で解くことができる

2.法的思考力を身に付けることができる

3.本試験直前期で威力を発揮するのが六法

それでは、一つずつ説明していきます。

1.本試験で問われる選択肢の3割程度は条文知識で解くことができる

本試験の問題を私が勝手に分類するのであれば、このような感じになります。

判例知識で解く問題が3割

条文知識で解く問題が3割

法的思考力で解く問題が3割

難問・奇問が1割

こうした中で、本試験では合格ラインである180点(6割)を取らないといけないわけですが、どこで点数を稼ぐのか。それは、判例知識と条文知識で解く問題になります。条文知識で解く問題は、条文そのままの形で選択肢として出題されることもあるため、落とすことができません。条文を暗記するためにも、六法は購入しておいたほうがいいと思います。

行政書士試験で条文知識が問われる分野としては、憲法(統治)、行政法(行政手続法、行政不服審査法、地方自治法)、民法(特に家族法)、個人情報保護法あたりですかね。民法は全部で1,050条もありますが、今私が使用した六法を見返してみると、8割以上の条文にマーカーなどのチェックがはいっています。それだけ多くの条文に目を通したということであり、場合によっては暗記をする必要があるということです。

確かに過去問題集やテキストに関連する条文が載っているから、六法を別に用意しなくてもいいという意見もありますが、前後の条文との流れを把握したり、法律を体系的に学習したりするためには、条文だけが記載されている六法が必要だと感じます。

2.法的思考力を身に付けることができる

行政書士試験では、判例を覚えていれば解ける、条文を覚えていれば解けるという単純な問題以外にも、法的思考力を駆使して解く必要がある問題も一定数あると思っています。これは、判例知識と条文知識+αで法的思考力を磨くことで合格ラインにもっていくというイメージです。

そのためには、日頃から過去問を解く際に、根拠となる条文は何か、この判例はどの条文の話をしているかなどを意識することが必要で、そのたびに六法を索引する習慣をつけることが大事だと考えています。その結果、本試験で見たことのない論点が出てきても、法的な思考力を使って問題を解いていくことができます。六法を用意して、勉強することは欠かせないと思います。

3.本試験直前期で威力を発揮するのが六法

私は、六法が威力を発揮するのは、本試験の直前期だと思っています。直前期というのは、受験生の多くが苦手な分野や単純に暗記で乗り切ることができる箇所の詰め込みをしています。そのときに暗記すべき条文、それにかかわる知識が集約された六法があると便利です。

ただ、勉強始めて間もない頃は、重要な条文がどれかもわからなければ、条文に関連する知識もない状況だったので、①過去問を解く→②条文またはテキストをチェックするの繰り返しで、徐々に大事な条文がわかってきたという感じでした。これを繰り返していくことで、本試験直前には六法にマーカーがたくさん引かれ、余白には関連知識がびっしりと書き込まれた状態になります。私は、本試験の日は六法だけを会場にもっていって直前まで読み込むといった感じでした。

人それぞれのやり方があるかとは思いますが、私の周りでも六法を使い倒している人が多かったですね。六法が最終的にはマーカーでカラフルになって、その人だけの六法に仕上げていくのがいいのではないかなと思います。私もカラフルにしようと思っていたわけではないですが、原則、例外、要件、いろいろ書き込んでいったらカラフルになっていました。

行政書士試験でおすすめの六法

予備校のLECで出している合格六法(公法系、私法系)ですね。予備校に通っていなくても購入することができる行政書士試験に特化した合格六法になっています。

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(メリット)

・文字が大きく読みやすい

・文字が白黒であるため、自分が好きな色でマーカーを引いたり、チェックをすることができる

・B5サイズで余白もあるため、書き込みがしやすい

(デメリット)

私にとってのデメリットは正直なかったですね。人によっては、持ち運ぶには大きいとか、重いとかあるかと思いますが、私にとってはこの大きさで逆に良かったかなと思っています。

まとめ

行政書士試験に六法はあったほうがいいというのが私の意見です。本試験の日まで使用するものなので自分自身が使いやすいと思ったものを選んでみるといいと思います。

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