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保険のテレビCMを見て思う事

自称リスクマネージメントコンサルタント、保険業界で30年以上生活していた私にとって、連日テレビで放映される保険関連のCMを見るのが苦痛でしかありません。

保険の仕組み自体は「人類英知の結晶」と言われるほど、素晴らしいものだと私も思っています。大勢の人から少しずつお金を集めて事故に遭った人に支払う。なんて良い制度なんでしょう。

しかし、少し考えてみてください。保険に転嫁すべきリスクは「巨大リスク」です。「巨大リスク」とは、めったやたらとは起きないけど、起きた時には自分の財産ではどうにもならないリスクです。

典型的な例が自動車保険の「対人賠償保険」です。万が一自分が自動車を運転しているときに人を殺してしまった時に億と言うお金は自分では用意できないので保険に入る必要があるのです。

アヒルが勧める「がん保険」
なんで、連日テレビコマーシャルが流れてるんでしょうか?
儲かるからです。
皆さん、「がん保険」に加入したら、がんに罹患しませんか?「がん保険」に加入するよりがんにならない食生活と日々の生活をする方が大事だと思います。

死亡保障系・医療保険 
テレビCMをしている保険は、私の考える「巨大リスク」を保険に転嫁するとは程遠い、保険会社の儲け主義で、わずかなお金で消費者を煽って保険加入を勧めているとしか思いません。

日本は、世界に誇る国民皆保険制度の国です。
皆様は、既に、素晴らしい医療保険に加入しているのです。

「巨大リスク」は、人それぞれ違います。
保険加入する時は、ご自身にとっての「巨大リスク」は何かを考えて下さい。


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