過去をベースに話してないか?
飲食店を経営していく上で、目を逸らしたくなるほど、追い込まれることの一つは、「人」。僕なんかよりもずっと稼いでいる経営者の方でも、「人」のことで悩んで頭を抱えているという話を聞くことも珍しくない。
僕も、今店を経営して13年経つが、今だに日々勉強だ。でも最近は思う。人だ人だと、原因を外だと決めつけるから、解決の糸口が見えないのであって、ほとんどの場合は、自分の中に原因があることが多いと感じている。
いってみれば、相手の発言や、態度を自分がどう受け止めているのか?で悩みが発生しているのだとしたら、その受け止め方を工夫すれば全く違う展開に持っていけるのではないだろうか。そこである科学者の方が言っていたこの論理に注目した。
時間の流れは、
過去→今→未来
ではなく、
過去←今←未来
だという話。つまり「時間は未来から過去に向かって流れている」ということ。考えて欲しい。このnote を読んでくれている「今この瞬間」は、30分したら「過去」になっている。それって「矢印の向き」は
過去 ← 今 未来
だと、言える。もし、時間の矢印が、
過去 → 今 → 未来
というのなら、今読んでくれているこの瞬間が、30分経ったら未来になってなきゃおかしい。
ということになる。この矢印を明確に感じることができると、
じゃあ言ってみれば過去なんて、過ぎ去ったもので、今から離れていく一方なので、過去を元に話すことになんの意味もないとなる。
それよりも、「未来」とは今へと近づいて来るものだから。そっちの方がよっぽど重要ということになる。
これを踏まえて、
人のマネジメントに話を戻すと、じゃあ、誰かをトレーニングしたり、育てるときに重要なのはなにか?それは相手の、
過去をみてるのか?
未来をみてるのか?
過去ベースだと、「今ままでこうだった」とか「こいつはこういうやつだ」という今までの「自分の目からみた相手」でその人の能力を判断することになる。過去から構成されたフィルターを通して、相手を結果でしか見ていないから見逃していることも多い。そして、ここをベースに相手と接していてもコミニケーションがうまくいかない。その理由としては、相手は自分の未来をみているのに、こっちは過去をみていたら、そりゃあうまくいかないのは考えてみれば当然のことだ。
それが未来ベースだとどうなるか?
未来が今に近づいて来るわけだから、何が重要かは考えると明確だ。相手が「どうなりたいと思っているか?」とか、「自分のことをどんな人だと思っているか?」という部分が今に影響を与えることを重要視しなければいけない。じゃあ、こっちはどんなアプローチをすればいいか?というと、
「どうやったら相手が自分自身を高く評価できるようになるかな?」
ここを真剣に考えるので、自然と相手のことを知ろうする。そして、この接し方だとコミニケーションも良い状態になる。理解することによって理解される力が働くからだ。
ということで、まとめると、
人を育てるときに重要なのは、結局は自分の考え方で、自分が、相手の過去ではなく未来を重視して、それを信じきれるか?ここが問われるというアウトプットでした。読んでくれた方ありがとうございました。
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