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この世の終わり

記事のタイトルは、怒ってたわたしはどんなだった?と彼に聞いたら返ってきた言葉です。

※今回長文です。めちゃくちゃ長くなってびっくりしました。

ということで一昨日昨日とブチ切れていました。何でもそうだけど2daysは疲れる。
事の発端は月曜日の夜。わたしに内緒で元カノと出かけたりしてないー?と冗談で鎌をかけたら怪しく、わたしは事実を確認することにした。

ちなみにわたしたちは、付き合い始めたその時に、お互いの元カノ・元彼と食事等行くことは良しとしている。
わたしが元旦那と離婚後も度々遊んでいたし、彼も元カノさんとは界隈が同じなので完璧に制限するのは難しいだろうなと思ってのことだ。
そこはお互いを信じて、けれど気も遣って行こうと決めた。

元カノさんとは知り合い程度だった。
彼に恋人出来た!と友達の頃に紹介されたこともあったし、同じ界隈だからスタジオで会ったことも、対バンしたこともある。その程度。
仲良くなれないかなと思った時期もあったが、掴みづらい人で距離を詰められずそのままいた。
なので連絡先も知らなかったけれど、インスタのメッセージで聞きたいことがあるので、時間を作って頂けないかと送った。
思いの外くだけた返信が来たので、とても嬉しくなり食事に誘った。

そして初のタイマン(これは元カノさんが言ってらした。笑)。
様子見の会話の隙もなく、「で、聞きたいことってなんですか?」と来られて、元カノさんの人となりが少し見えた気がした。サバサバしてらっしゃる。
率直にここ一、二ヶ月彼と出かけたことはありますか、と聞いた。
回答は、年末に彼から誘いがあり食事、あと何か機材見たりしてたらしく。

その日、その直後わたしに会ってたんだよね、彼。何なら日中も連絡取っていたし。
せめてその時言えよ!と本当に思った。事後だからそりゃ怒ったかもだけど、それでも隠されるより何倍もマシだろ!と。

元カノさんに謝られ、いやいや全然悪くないよ悪いのは全部アイツと返答し、彼と付き合ってるあるあるで若干悪口言って盛り上がったり、今の元カノさんの恋愛の話を少し聞いたり、過去のわたしの屑男エピソードを話したり、何だかんだ楽しかった。
元カノさんと会って話した理由の一つとして、今後彼とどうなるかはわからないが、仮に付き合い続ける場合、元カノさんの人となりが分かっていた方が、今後ご飯行くよと言われた時に快く送り出せる気がしたからだ。
とても有意義な時間だったと思う。
連絡先も交換し、社交辞令かも知れないがまたご飯行こう!と解散した。社交辞令にしたくないので、わたしから誘おうと思う。

そして、彼と話したわけですが
・なぜ元カノさんを食事に誘ったのか。
→突発的に平日の昼間に暇になり、気兼ねなく誘える相手だったから。
・なぜ黙っていたのか、嘘をついたのか。
→急なことで言うのも面倒くさかった。事後だと色々言われそうで嫌だった。
・黙って嘘をつかれるとやましいことがあると思ってしまう
→それはない。本当に元カノのことは何とも思っていない。

要約するとこの回答だった。
正直、何も無かったと証明する術は無い。でも怒り狂っていたわたしはどう証明してくれるの、本当に信じられないと責めた。
そしたら何と、「もうどうしようも出来ないから別れる」と逆ギレして帰ろうとしたので更に怒ったよね。何言ったか覚えてない。
ちなみにこの時、彼もわたしも睡眠不足である。
どちらももう割と限界だったと推測される。
それにしたってその回答は無いだろ、ごめんしかないだろうとも思うが。
その後、彼は「全面的に俺が悪い。反省してもう二度と無いようにする。信用を取り戻す努力をする。」と言った。

ハイハイ、過去にこう言うパターンで上手く行った試しないんだよねーと思ったし、その事も伝えた。
最初は信用を取り戻すべく頑張るのだが、なかなかこちらが信用出来ずにいると、何でこんなに頑張ってるのに!と逆ギレされるオチだ。
時間の無駄。そもそも信用出来なくなった地点で切れば良かったと思っている。
だからわたしは過去の経験を踏まえて、別れを選ぶか悩んだ。
先日書いたnoteにもある通り、大事に愛されている実感はとてもあったし幸せだった。
手放しで信用もしていたし、だからこそ今回のことは本当に辛かった、傷付いた。
もう一度同じように信じられるかわからない。
もう幸せな時間なんて二度と訪れないかも知れない。
わたしが出した答えは、「二度は無い。そもそも本来なら一度も無い。頑張ってもらっても、信用出来るかもわからない」だった。
つまり付き合い続けるということ。
そう答えは出したものの、怒りと悲しみは収まらず彼に背を向けたまま、その日は帰ってもらった。見送ることもしなかった。顔をほぼ見ないまま。

一人になり化粧を落としてシャワーを浴びて、こんな気持ちでどうして過ごしていけばいいかわからなくなっていた。
何一つ気持ちは落ち着かなかったし、顔も見たくないとも思ったし、来週旅行に行くことになっていたが行きたいとも思えなくなっていた。
彼に、宿をキャンセルしていいかとLINEを送ったら「うん」とだけ返ってきて、楽しみにしてたのは自分だけだったのかと、自分から言った癖に落胆した。

眠れないと困ると思って薬を飲んだが一向に眠気は来ず、お酒を飲もうと思った。
そして前好きだった人に、一本だけ付き合って欲しいとお願いした。その人は無類の酒好き、アルカスである。
一人でいれなかったし、ある種これは当てつけだ。
それに少し前に、前好きだった人に対して焼きもちを妬かないかと聞いた時妬かないと言ってたし、とやかく言われるものなら言い返すし、それでだめならもういいと思った。

そして仕事帰りに寄ってもらい飲み始めた。
話すことはもちろん彼のことだ。その人も、恋人に浮気されたことがあったので、とても気持ちをわかってくれて有難かった。
何せその人と別れて数年、引きずり続けているくらい。
だけどわたしを振った後に彼女が出来たそうだ。
正直、少し悔しかった。わたしが二年思ってもだめだったのになって。
それ以上に、その人が前に進むことが出来て本当に嬉しかった。
「やっぱ君のこと好きだよ。人として。だから幸せになってほしい」と伝えた。
「うん、俺も。りんさんのこと人として好きだし、幸せになってほしいよ」と返ってきた。
本当に本当に嬉しくて、差し入れてくれたパンも美味しくて、飲み終わる頃にはかなり眠気も来ていたので、その人が帰ったあとすぐ眠った。


朝。目覚めは最悪で。
気持ち悪いとかは無い。気分が最悪だった。
仕事を休み眠り続けた。
空腹を覚えて目が覚めた。頭はやけにスッキリしていたし、頭に血が上っていたのも冷めたし、あんなに好きでのぼせ上がってた気持ちも覚めた気がした。
お腹すいた、唐揚げ食べたい、そう思い彼を誘った。
冷静になった状態で、もう一度話がしたいと思った。
彼もきっと寝て、幾分か冷静になっただろう。

彼の表情は、思ってた何倍も暗くて。めちゃくちゃ反省してるやんけ…と感じた。
ちゃんと寝た?と聞いたがあまり、と返答があり、今回のことは意外と響いているのだなと思った。
食事を終えてから話をしようと思っていたが出てくる言葉は、今回の内容しか無かった。
面倒くさいと思うのなら誰とも付き合うな、とか、今後付き合うに当たって大変なのはあなただよ、とか。
あと昨日あの後、前好きだった人と会ってたから、と。
そう告げた時の彼の表情が凄まじかったのはしばらく忘れられなさそう。
初めて見る表情に少しの罪悪感と、それくらい、いや嘘をついてたことを加えてそれ以上のことをしたんだよ、と思った。
その日初めての食事で、わたしも残してしまったし、彼も半分くらいで箸を置いた。

家の駐車場で、どうする?と問うた。彼はもう続けられないと言った。
あー、その程度でしたかって乾いた声で吐いた。その程度じゃなかったし頑張る気でいたけど、その程度だって思われるのも、頑張っても無駄、無理って思われるのがたえられないと。
自分のことばかりですか。わたしが一番何も悪くなくて一番辛いわ。そう吐き捨てて、彼は黙り。

わたしも何か面倒くさくなってきたし、この応酬も飽きた、馬鹿らしい。
そう思って引き寄せてキスをした。
「とりあえず頑張ってくれる?」
彼はうんと答えたあと、泣きそうと震えた声で言った。
二度目は絶対無い、本当に反省してると泣きそうな声で言っていたのでとりあえずは様子を見ようと思う。
宿はまだキャンセルしてないんだけど、するならあなたがしてくれる?と言ったら、行きたいです……と言っていたので旅行は決行。
縮こまっている彼はまるで犬のようで、可愛くて帰したくなくなってしまいめちゃくちゃ抱いた。
彼の寝息がいつも通り聞こえるのを見届けて、わたしも眠った。
とりあえずしんどかった2daysは終わった。


反省してる風に見えると言えど、これが時間が経てばどうなるかはわからないけれど、彼が頑張って信用を取り戻してくれると思いたい。
今回色々他にも話をして、彼は決して強くは無い人だと再確認をしたし、支えてあげなきゃなとも思った。

でもどうしようもなくなったら、一緒に死んであげるよ。
一人で、わたしを残して逝くくらいならわたしもちゃんと連れて行って。
軽い気持ちで言うよって笑いながら言ったけどさ。
これがどういう意味か、わかってほしいようなわかってほしくないような。
わたしも大概甘いよな。

ということで割と大きめな事件でしたとさ。
来週は旅行をちゃんと楽しんできます。

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