わずか10秒のサウナ瞑想

タナカカツキさんの漫画「サ道」。TV東京で放映され「整う」という言葉と共にサウナブームに。今日はサウナ瞑想についてです。

タナカさんは、コップのフチ子ちゃんでも有名だ。

水草レイアウタ―でもいらっしゃるので、なんだか水回りの達人みたいだ。

五大という言葉がある。元素記号がなかった時代、宇宙のエレメントを地・水・火・風・空の5種類に分けて表現していた。タナカさんは、その中の水まわりに捧職されているのだろうか? 科学者の間では水の物質的特性の研究は非常に難しく、テーマにしている人が少ないと聞く。

タナカさんは抒情的に水回りにアプローチしている面白い方だ。水は止まると淀み、流れとなれば、万物を時に清浄に 時に洪水となって荒々しく流し去る。人間のカラダも、おおよそ水。

そこでサウナです。(相変わらず遠回り)

サウナ内の酸素濃度は低い。一方血流は良くなる。

サウナを出て、水風呂に入っても入らなくてもよいが、ベンチや椅子に腰をかけて、両手でヘリや椅子の袖を握る。

大きくゆっくり息を吸い込み、満杯にして、しばし息を止める。

すると・・・数秒で意識が遠のきはじめ、頭がジーンとなって、一瞬意識を失い倒れそうになる。今まで何回か床に頭をぶつけた!!(それで頭が悪い) コツをつかむと、ひっくり返る前に止められるようになる。

ほんの10秒弱しか続かないが、これがどうにも気持ち良い。一瞬の忘我タイムなのだ。このお作法を始めてから十年になる。友人を連れていきお作法を伝えるが、たまに気持ちが悪いという方もいらっしゃる。

ハーバード大学の脳神経科学の先生が、脳卒中で倒れる直前の状態をTEDで発表して話題になった。

08:00「私はバランスを崩し 壁にもたれました。そして腕を見ると もはや自分の体の境界が 分からなくなっていることに気付きました 自分がどこから始まり どこで終わるのか その境界が分かりませんでした。 腕の原子分子が 壁の原子分子と混じり合って 一緒になっているのです。唯一感じ取れるのは エネルギーだけでした。」

08:26
「そして 自分に問いかけました “私はどうしちゃったの? 何が起きているの?” その瞬間  左脳のささやきが 完全に途絶えました。 まるで誰かが テレビのリモコンの ミュートボタンを押したように 全くの静寂になりました。 最初、頭の中の静寂に ショックを受けていましたが、それからすぐに 周囲の大きなエネルギーに魅了されました。もはや 体の境界が分からない私は 自分が大きく広がるように感じました。全てのエネルギーと一体となり それは 素晴らしいものでした。」

禅宗のお坊様たちの書物にも、座禅中に得た境地として、似たような記述がたくさん出てくる。

これらの身体感覚をサウナ瞑想で得られる。一瞬だけだが・・・。

僕はこの忘我の瞬間、自分の命の使い方について、強く思うことにしている。強く思うことで、潜在意識に透徹させるトレーニングとして使っている。

自己洗脳です。ひゃー 傍から見たら危ないおっさん。昔から少し多動系で意志力が弱いので、個人的には必要なトレーニングだと思ってるんだす。

サウナでトランスになって白目向いてる人を見かけたら、僕かもしれないので声をかけてくださーい。

はーーーー、サウナ瞑想  またまた、マニアックですいません。









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