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サイレント・トーキョー

久しぶりに映画を観に行って来た
「サイレント・トーキョー」というクリスマス・イブを舞台にしたミステリー映画

もともと原作を書いた"秦建日子"さんが好きで、以前にこの原作も読んでいたので大まかなあらすじはわかっている状況での鑑賞ではあったが、かなりくるものがあった。
おそらく"楽しかった"という表現は間違っているのだろう。

自己分析っていうとおかしなもんだが、昔から正直、映画や小説はUnHappyEndな物語が好きだ。
ある意味ストレス解消なのかなとも思う。
不謹慎と言われた事もあるが、事実なのだから仕方がない。
何か謎が残るもの、主人公が幸せにならない終焉、結果オーライでも何かモヤモヤするもの…

この映画もそんな作品の一つだと言えるだろう

自分の中で感じているものの一つに、生きていくために自分の立場を再確認する行動があると思っている。
僕は、他人からしてみると「人の役に立っている仕事」をしているらしい。
普段、それを感じながら仕事をしている訳ではなく、ただ個人的に楽しいから続けているだけだが、どうも深層心理ではそうでもないらしい。
おそらくそれを確認するために、そんな映画や小説が好きなだろう。
「それでいいんだよ。」って言われたいのかもしれない。
正直、こんなことを考えている自分が笑ってしまうのだけど。

とはいえ、映画観た後、すぐに家に帰る気分に今日はなれなくて帰り道にあるコメダ珈琲でコーヒーを飲みながら、映画の余韻に浸っている。
頭の中が、少し興奮気味なのだ。

今は、午後9時を回ったところ。
当然、夕飯どきも過ぎたしそんなに客は多くないというか、まばらだ。
それでもこの時間、お客がいるんだ。
意外なのは、少し離れたブースにいる老夫婦らしき男女。
仲良くコーヒーを飲みながら話をしている。
自宅の近くには遅くまでやっている喫茶店はないのでできないが、子ども達の手が離れたらそんな生活を妻としてみたいななんて思ったりしながら、その2人の様子を伺っている

コメダ珈琲は、名古屋が拠点のチェーン店ではあるが、スタバやタリーズなどと違い年齢層が少し上なのかなって思う。
雰囲気もチェーン店でありながら、どこか昭和な雰囲気があるからなのかもしれない。
僕は、よくタリーズを平日は使うことが多いが、もし仕事の帰り道にコメダ珈琲があったらこっちを選ぶかもしれないなと思う。

映画も、最近はあまり気軽には行けない雰囲気があるが、田舎はちょっと気らくだ。
昔からそうだが、18時過ぎの映画館、特に平日は客がほとんどいない。
今日も、自分だけ?と思っていたが、最終的には4人ぐらいだった。
普段は150人ぐらい入る大きさのシアタールームだったが、その中に4人というのは少ない。
でも、日によっては1人だけっていう日もある。
そのぐらい人がいない。

経営的には、1人や4人のために映画を上映するのは赤字になるだろうけど、そこは田舎の特権だと思いながら平日の夜、しかも割引が効く日を狙って映画に行くのが、リフレッシュ。

とはいえ、UnHappyEndな映画ばかりを好んで観ているわけではなく、今日みたいにかなり重い感じの映画をみたら、次はコメディも観たくなる。
次は。。。予告でやってた、大泉洋の三国志もみたい気がしている。
その前に、もう一つ重たい映画が観たいのだけど、正直悩んでいる。

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