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プログラミングとプラレール

私は小学校3年の頃、近所のスーパーの一角で売っている書籍の中でみつけた「こんにちはマイコン2」というゲームセンターあらしなどを書いてた すがやみつる先生の本を手にしてからというもの、その世界にしか興味がなくなっていた。
当然そのころは今のようにパソコンは一家に一台と言われてもおかしくない時代ではなく、まだパソコンでもなくマイコンと呼ばれていた時代だ。
なんどもボロボロになるまで本を読み空想のBASICを書き楽しんでいた。
その後、色々な出会いがありゲームメーカーのバイトなどもさせてらったがその話はまたいつか。

どこからともなく私が昔システムエンジニアをしていたという話が流れ、昨今小学校のカリキュラムにプログラミングという教科が導入されたことをきっかけに「教えてほしい」という依頼をいただく。
当然、ご近所付き合いの中での話なので月謝とかそんな話ではないし、自分も仕事としてするつもりはとうていない。(やれば儲かる?と頭をよぎることはある)

とはいえ、正直なところを言うと自分はプログラミングというものを人からならったことはない。
当然、実現するために本を読み、調べ、勉強というか知識は身につけてきたが、プログラミング技法というものをちゃんと習ったことがあるのは、おそらく学歴がほしくて通った情報処理の専門学校が初めてだろう。

とはいえ適当にはぐらかすこともできないので、色々考えてみた。
昔、ある伝説のゲームプログラマーの方に「ゲームプログラマーになるにはどうしたらいいですか?」という質問をしたら「プログラムを勉強するより、他に色々な体験をしたり音楽を聞いたり、様々なことに興味をもつこと」と教えてもらった。
実際、私もそれはその通りだと思っている。ゲーム関係の仕事で生きていくことは結果的にできなかったが、プログラムを組み立てる、今の仕事でもそうだが色々なところでその時の経験は役立っている。
そう、結果的には想像力なんだと思う。

「これはできない」ではなく「できる」と信じて追求していく力が必要なんだと。
自分で描いたイメージを実現させるために諦めない気持ちがプログラムの技術を向上させる。
そんなことを伝えるために時間は必要ない。
そう、何が必要なのだろう。

色々考えて、一番身近で同じ考えを持てるもの。
プラレールだと思う。

プラレールを知らない人は少ないはず。
遊んだ事はなくても見たことはあると思う。

そう電車のおもちゃ。
色々なパーツがあり電車がある。
その電車たちをスムーズに動かしたり分岐させたり、駅で停車させる。。。
そんなことを想像し実現するために考えレールをつなぐ。
プログラムも考え方は一緒だ。
正直、学校のカリキュラムでならうプログラムがどれだけ役に立つのだろう?
想像力を養う、考える力を養うためなら、プラレールはLEGOをやればいい。
プログラムしてロボットを制御することも楽しい。
ゲームも作れる。
でも、イメージすることがそもそも大切なんだと思う。

社会で間違った大人にならないために。


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