日記:妊娠が発覚するまでの話。

2019年2月中旬の週末に妊娠が発覚した。

なんだったら、着床したぐらいから体の微妙な変化を感じていた。
妊娠確定数日前に着床出血が起きた時も、一瞬生理かと思ったが、妊娠だと9割確信があった。(着床出血という単語は知らなかったけど、「生理 妊娠 出血」で調べたらすぐに出てきて、まさにそれだった)

まず着床した時期ごろからお酒が飲みたいと思えなかった。
ちょうどデンマークから帰国の最中だったのだが、機内食でもアルコールを頼まなかったのは人生で初めてだった。

その後も何度かお酒を口にするが小さなグラス1杯を飲み干すのにすごく時間もかかる。ワインは匂いが合わずに断念する。(驚愕)

やたら早寝をするのは時差ボケのせいかと思っていた。でもどれだけ寝てもダルいし、眠い。たまに信じられないほどよく寝る。胸が張って痛い。

妊娠中はホルモンバランスの関係で便秘気味になる人が多いようだが、私の場合は食あたりかお腹からくる悪性の風邪かと思うほど、ものすごい下痢と食欲不振が数日続いた。

よく寝るし、体調不良かと思ったのだが、これがいわゆる悪阻だった。

普段はあまり食べないチョコレートをバカ食いした時には、旦那さんもほぼ確信に変わっていたそう。

ホルモンバランスも変わっているから、多少の情緒不安定。
「妊娠してたらビザとか、いまやっている事とか将来どうなるの〜〜」
そんな愚痴や不満を1週間を旦那さんにもらして、生理予定日も少しすぎたころに「妊娠検査やってみよう」と提案をしてもらった。
時差を考慮して、週末に二人がゆっくりFaceTimeでビデオで話をできる時間に一緒にしようということになった。

旦那さんはデンマークで、私は実家の家業でやる仕事が山のようにあったので日本に帰国していた。人生で大きな瞬間かもしれない時に一緒にいれなくて、時差も8時間あったので、置いていけぼりにされてしまった旦那さんへの申し訳なさと孤独感を少し感じていたので、FaceTimeのありがたさを実感した。

妊娠検査薬をとりあえずマツモトキヨシに買いに行ってみた。
1本500円か3本1000円。
使用上の注意に、生理予定日に利用すると検査結果数値があまり強く出ない可能性があるので、生理予定日1週間後以降に使用するよう書かれていた。
私の生理のサイクルが5〜6日前後することはよくあることなので、旦那さんとFaceTimeを予定していた週末にきちんと結果がでるのか不安がでてきた。でも、色々な症状から妊娠の確信は9割ほどあったので、1度目で結果がでなくても数日後にあるかもしれないと思い3本入りのものを買った。

週末の早朝。デンマークの深夜。いよいよその時がきた。
買った妊娠検査薬のキットには尿検査で使うような折りたたみのカップが入っていて、妊娠検査薬に尿をかけても、カップの尿に浸してもいいようになっていた。

私の都合でこの大事な瞬間を旦那さんと一緒にすごしてあげられなかった申し訳なさもあり、少しでもリアルに現場を見て欲しいと思ったので、衛生的にはどうかと思ったけどカップに尿を採って、自分の部屋で電話をかけ直すことにした。妊娠検査薬を浸すところから実況中継。

妊娠検査薬を尿に浸して、尿に触れた部分のスポンジをカバーするキャップをして、テーブルに置いて検査結果がでるのを待つ工程であった。

尿を浸す先端のスポンジは、検査結果のラインがでる部分まで繋がっているのようで、尿がすぐに検査結果の窓枠にまで染み渡ったのがわかった。
窓枠部分の全体がうっすらと紫色に変わった。

あとは、この染み渡った色が、ライン部分で濃くなるのを1〜3分待つだけ・・・と思った瞬間には結果がでていた。

ものの5秒ほど。ギンギンに陽性反応。
うっすら反応でもなく。バリバリに妊娠してる!!!

いろんな不安もあったし、「このタイミングで‼︎?」という気持ちも大きかったけど、生涯こどもを持たない人生は想像できなかったので、20代最後の年にあっさりと妊娠できたことを有難く感じた。

この数日後、全長8mmの我が子とクリニックで対面する。

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