子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば
お疲れ様です!矢ケ崎です。
今回は「子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば」という本を読んで学んだことを皆さんにも共有させていただければと思います。
つい使ってしまう3つの「呪いの言葉」
「早くしなさい」
「ちゃんとしなさい」
「勉強しなさい」
この3つの言葉はなじみのあるフレーズではないでしょうか?
私も「早くしてー!」など、子どもに対して使ってしまうことがあります。
しかしこの本では、これらの言葉は
「子どもの自己肯定感を破壊する呪いの言葉」だとして、
なるべく使わないことを推奨しています。
3つの言葉は、どれも子どもに対する「〇〇しなさい」という命令です。
命令は、子どもの自主性を失わせ、「言われないとできないダメな子だ」
というメッセージを伝えていることになるそうです。
「呪いの言葉」は「魔法のことば」で上書き保存!
習慣化してしまった「呪いの言葉」を使わないようにする方法として
この本では下記を勧めています。
・プラスワードである「魔法のことば」をたくさん使うように意識して、
「呪いの言葉」を使う機会を減らす
・「魔法のことば」で、うっかり使ってしまった「呪いの言葉」は
上書き保存する
10の魔法の言葉とは
この本では、次の10の言葉を
「子どもの自己肯定感を高める魔法のことば」としています。
1. すごいね
2. さすがだね
3. いいね
4. ありがとう
5. うれしい
6. 助かった
7. なるほど
8. 知らなかった
9. だいじょうぶ
10. らしくないね
魔法の言葉使い方・ポイント
特別な名言というわけではないため、普段から使っているという方も
多いかもしれませんが、使い方にはいくつかポイントがあるそうです。
1. 「すごいね」2. 「さすがだね」は、勉強に関しては不向き
テストで100点を採った子どもに「すごいね!」と声をかけて褒めるのは
簡単ですが、そうすると次に子どもが70点を採ったときに、
同じように声をかけるのが難しくなります。
また「さすがだね!」と言われた子どもは、その場ではうれしく感じるはずですが、「次回も親に『すごいね』『さすがだね』と言われるような点数を採らなければならない」というプレッシャーを感じることにもなります。
勉強に関しては、3.「いいね」という「魔法のことば」を使い、
褒めるのではなく、努力を認めてあげることが大切だとしています。
勉強に関しては不向きですが、
勉強以外の日常生活のあらゆる場面でたくさん使うと良いそうです。
4.「ありがとう」5.「うれしい」6.「助かった」は親から子どもへ
感謝や喜びを伝える時に使うと、子どもは、誰かの役に立てたことに
大きな喜びを感じるそうです。
7.「なるほど」8.「知らなかった」は相づちの一種で
この言葉を使うと、子どもは一人の人間として認められた気分になると
されています。
9. 「だいじょうぶ」は、不安に寄り添い、気持ちを安定させる魔法のことばで軽くさらりと言うのがポイントだそうです。
また、「絶対」や「きっと」などシリアスな感情や推測の言葉は、
マイナスな気持ちを抱くので使わないことを勧めています。
10.「らしくないね」は、ネガティブな行動などをいさめる時などに使い、
冷静に一度だけ伝えるのがポイントだそうです。
私は、最後の「らしくないね」という言葉にはっとしました。
子どもが悪いことをした時は、つい「どうしてこんなことをしたの!」と
責める言葉を投げかけてしまうことが多いのですが
子どもの自己肯定感を傷つけずに、子どもの行為をいさめることができる、すてきな言葉だと感じました。
この本で教わった実践的な10の「魔法のことば」をたくさん使って、
子どもの自己肯定感を高めていけるよう、工夫していきたいと思います。
以上です!
今週もありがとうございました~!
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