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お月見泥棒

今回の部員日記は環境情報学部3年の中井理紗子が担当させていただきます。

時が経つのは早いもので、もう10月です。2020年も残すところあと3ヶ月。全力で駆け抜けていきます!


今日はお月見ということで、私が小さい頃楽しみにしていた毎年恒例の行事をご紹介したいと思います。

毎年お月見の日の夕方になると、ある家の玄関前にはお菓子、ある家にはジュース、また違う家にはリンゴなど様々なものが用意されます。

普段ではありえない、異様な光景です。

それらのお菓子たちを求めて、小学生は動き出すのです。

お菓子をゲットする手順としては、
1、お菓子に近づく
2、お家の中にいる大人に聞こえるように「つかせてー!」と叫ぶ
3、お菓子ゲット!
というような流れになります。

このように次々とお家を周り、外が薄暗くなってきた頃にはお菓子で自転車のカゴがいっぱいになりながらも、真っ暗になるまでお菓子集めをするのです。

これは江戸時代ごろから続く、「お月見泥棒」といわれる伝統行事で、一部の地域で現在も残っているようです。

気づけばもうお月見泥棒をする側ではなく、させてあげる側の年に近づいてきています。
無邪気にお菓子を求めて走り回っていた小学生の頃を思い出しながら、綺麗なお月様を眺めています。

長く拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。


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