「粋」を考察する
粋とはなにか、について考えた。
きっかけは友人のこんな一言。
「誕生日に歳と同じ数のよいところを送ってくれようとした友達がいた。粋だなあと思った。」
粋だなあって時々言うけれど、何なら粋な要素があるサービスを将来つくりたいなって思うけれど、そもそも粋ってなんだっけ。
そういえば、料亭で「あなた以外誰も触っていません」ということを表すためにお椀の蓋にあえて霧吹きで水をかける行為が、粋な図らいとしてどこかで取り上げられていた。
おしゃれなカフェでラテアートをしてもらった時には「素敵だなあ」って思うけれど、
チェーンのエクセルシオールカフェでハートのラテアートが出てきた時には「粋だなあ」って思う。
他にも、
美術館に”アート”としておかれていた、真っ白なキャンバス
白いカーテンが柄として描かれたお財布
部分によって表面の模様や一欠片の大きさがさまざまな板チョコ(一枚で色んな舌触りや食べ方を味わってもらうためらしい)
は、私にとって粋なもの。
粋とは、
・個性的であること
・美しさがあること
・意外性があること
そして
・「他とは違うんだぞ」「美しいんだぞ」っていう意気は感じられないこと
ではないかしら。
粋だなあって思わせたい、そう考えた時点で、粋ではなくなってしまうのかも。笑
自分が良いと思ってした行為が、つくったものが、どこかで粋だなあって思われている。
そんな素敵な経験が、いつかできていたとしたら、うれしいな。
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