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「その人らしさ」ってなんのことだろうか。

つい最近出会った「青春ゲシュタルト崩壊」という小説を読んで思ったこと。

私は本屋が好きで、でもそれは頻繁に行きたくなる場所な訳ではなくて、月に1度ほど地元の隣の駅にある広めの本屋でぼーーーっといろいろ見て回るのが好きだ。

この本との出会いは完全なるパケ買いだった。何かと忙しかったりご時世もあり、久々に本屋に行った時に偶然手に取った。


小説の中だけの架空の病気にかかってしまう高校生たちの物語だった。主人公は私に似ているな、というのが率直な感想。


自分らしさを見失ってしまうことで発症するその病気はもしかしたら現代の私たちにも当てはまるかもしれない。むしろそういうのに揉まれて生きてる社会ではないか。
物語の中で病気にかかっている2人はどちらとも「○○らしくない」と言われたことが大きく引っかかっている。



そんな言葉言われたら誰でも人生投げ出したくなるよ。




なんで人の理想の姿であらなければならないのか。別に「○○らしい」なんて形容詞はその場で作った相手の理想でしかないんだから。
それなら、他人が決める私らしさじゃなく自分で決める私らしさで生きた方がたぶん人生楽しい。


私らしさで悩んでいる人がそう簡単に他人の評価軸を捨てられない人だなんて私自身そうだからよく分かる。だからこそ他人の理想を捨てて自分らしく生きていいんだよなんて軽々しく言えるわけじゃないし、


それなら、いい塩梅をとって自分らしさをちょっとずつ出して、それを認めてくれない人がいたなら距離を置けばいいのではないか。




それに気付かされた小説でした。



備忘録。


青春ゲシュタルト崩壊↓
https://www.amazon.co.jp/dp/4813790879/ref=cm_sw_r_cp_awdb_imm_3DS8GHEWZCW0NZTBDR9G

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