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日本でいちばんソーシャルグッドがうまれる学校を応援する vol.6

5日前からカウントダウン企画として書いている連載企画ですが、前回のノートでは、一つ前のnoteでまとめていますので、ぜひそちらも覗いてみてください!

今回の連載企画について

改めて毎回記載していますが、連載企画についてのみ、こちらにもまとめておきます。

今回の企画は、私が応援隊長を務めるクラウドファンディングキャンペーンのラストスパートに合わせ、行うものです!残り7日間で、キャンペーンに関連したミニイベントやイベントについてのまとめ、私の感想を交えて文字に起こしておこうと書いているもので、本日は6日目となっています。

このキャンペーンは、「日本でいちばんソーシャルグッドがうまれる学校」を創っていくことを目的としている。既に社会貢献や課題解決に取り組むために学校としてのプログラムや体制が整っている学校でありながら、それを更にレベルアップしていくための挑戦だと私が考えています。詳しくは、ページを見ていただくことをオススメしますが、より多くの人に学校の取り組みを知ってもらいつつ、社会に出て活動することや自分からアクションを起こしていくことがより当たり前になっていくことを目指してこのキャンペーンを行っているのだと言えます。私はこのキャンペーンの応援隊長として、広報周りのイベントや発信を担当しています。

「日本でいちばんソーシャルグッドがうまれる学校」を創りたい!オンラインイベント

前回までは、ミニイベントとして実施してきた全5回の配信の内容と振り返るのような位置づけで書いてきましたが、今回はラスト20日であった2/7に実施したオンラインイベントの内容とについて振り返っていこうと思っています。

卒業生であるOG応援隊の司会で、学校の特徴の一つであるSA(社会貢献活動)の紹介、そしてゲストを迎えての「中高生にとってのソーシャルアクション(社会貢献活動)」についてのトークセッションを行い、クラウドファンディングで達成したいことについてお話しするイベントとなっていました。

第一部

第一部では、ISSのSA(社会貢献活動)についてというタイトルで、高校3年生の選択授業「国際A:国際協力と社会貢献」の生徒が、本校のSAについて、また受講した講座の内容について伝えるセッションとなっています。内容は公開していないのですが、参加してくれた生徒が活動報告としてまとめてくれているものがあるので、そちらがわかりやすいかと思います。

イベントレポート①では、グループのメンバーは同じ授業「国際協力と社会貢献」(以下国際A)を取っていたのですが、その授業以外で様々な活動や経験をしているメンバーなのでそれぞれお話してもらったことをまとめています。学校での研究活動、自分の趣味から繋がった社会貢献、留学の経験などが主な内容になっています。

イベントレポート②では、もう一つの在校生による内容になっています。こちらのメンバーも同じ授業「国際協力と社会貢献」(以下国際A)を取っていたので、授業で印象に残った内容や留学や海外での経験などを踏まえての話になっています。

第二部

第二部では、ダイアログ「中高生にとってのソーシャルアクション」をタイトルに、本校とSAや生徒活動と関わりの深いゲストをむかえ、先生とファシリテーターでの対談を実施しました。外部の方の視点で本校の活動や、中高生が社会貢献活動をする意義・効果などについてのトークセッションとなりました。ゲストとして、認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの代表理事である中島早苗さんに参加していただき、第一部を踏まえた内容や今後の若者とソーシャルアクションに期待することなどについて学校のSA活動を担当している先生を加えて話していただきました。

ここからは私の記録の範囲ではありますが、第二部のファシリテーターを務めた中で印象に残っている内容を少しまとめたいと思います。

まずは、若者とソーシャルアクションの可能性についてどのように考えているのかゲストの方と先生にそれぞれお伺いした部分です。「大人が種をまくことでそれを自分たちで拾っていく」のが若者だと中島さんはおっしゃいました。何かに取り組みたいと思っている子に対して、たくさんのヒントだけ「種」として落としていくことで、自分たちで疑問を持ち質問をし、水をあげる方法を模索し、ある程度理解が追いつくとその種を拾っていくのです。そしてそれを成長させていくことで、大人にはなかった、持っていなかった視点を持ってくるのだといいます。だからこそこの子どもでいれらる時期を大切にする必要があるようです。そして、その新しい視点は思いつきだけでなく、説得力があるようです。だからこそ何かインパクトを残すことができることは若者の強みであり、可能性があると思える部分であるとお話いただきました。

そして、その若者に関わる大人として意識するべきこともあるようです。子ども、あるいは若者と一緒に活動をしていく中で、子どもが主体となって動くことは理想ですが、その意見にとらわれすぎるというのも良くないと中島さんは話します。その理由として、目標と目的がちゃんと一致しているのかをアクションしたいが故に見失ってしまうこともあるため、そのフォローをしていくことを意識する必要があるようです。さらに、子ども側もあまり大人が聞きすぎることを求めていないことを活動していくことで意識するようになったようです。その上で、大人は「アプローチ方法を指示する」という役割があると話てくださいました。そして、その中から選択をしていく子どもの考えを尊重することが求められており、大人の行うべきことであるようです。

この話を踏まえ、担当教員である藤木先生は、「伴走支援」というキーワードを出していただきました。教員として伴走する際には、子どもあっても年代関係なくアイデアや企画を却下することがあるようです。しかし、このプロセスの中で大切なことは、しっかりと「なぜ」却下したのかをわかりやすく伝えることだと言います。そのことによって信頼関係を気付いていくことができるように伴走をしているそうです。そうすることで、その子のやりたいことの本質は何か、きっかけは何かなどのプロセスを考え直し、結果だけでなく部分を大切にしていけるようにサポートをすることができるのです。さらには、子どもの何から初めていいかわからないという悩みに対し、答えをすぐに与えるのではなく、やりやすいところからヒントを与えることで、生徒の積極性と持続性を促すことができるのです。

最後にお二方に今後の若者に期待することをお聞きしました。中島さんからは、子どもがリーダーシップを取り、子どもから、若者から教えていくようになっていくことを期待していると話してくださいました。そしてその若者が声をあげてのびのびと自分らしく活動していくことができることを期待しているそうです。同じように先生も「期待しかない」と話てくださいました。みんなには「やりたいことをやってほしい」と。同時に、そのための環境づくりをしていかなければならないと思っているようです。

イベントを終えて

これまで卒業生メンバーでミニイベントは行ってきましたが、先生や在校生を巻き込んでの実施は初となりました。実際内容ではより深い話をしているものも書ききれなかった部分もあります。司会とファシリテーターとして参加することができて自分にとってもとても良い機会になりました。

なかなか在校生、卒業生、先生、そして外部で学校に関わってくださっている方からの視点を一度に聞くことができるチャンスはありません。とても良い時間になったと思います。そして、改めて社会貢献に関わる形が様々であることや授業でできる貴重な体験、きっかけがこの学校には本当にたくさんあることを実感させられました。そして、若者に関わる大人も多くのことを意識しながら活動されていることを知ることができました。

自分も高校生の頃から活動してきましたが、話の中にあった「信頼関係」が本当に大切だと思いました。若者側もできることを最大限に行い、自分が気付かないところ、ヘルプがいる時に頼れる大人がいることが活動を続けていく力になります。そしてそれをサポートしたいと思う大人の方もたくさんいると思います。今後もより多くの若者が活躍していくことができる社会を実現できるよう自分にできることから取り組んでいきたいと改めて思うことができました。

本日も長くなりましたが、参加できなかった方も少しでも内容を知れるチャンスになっているのではないかと思っています。最後までお読みいただきありがとうございます。