愛を送る？

愛を送る、っていうのは、心の中の祈りとかあったかい気持ちとかを、相手に向かって飛ばすこと。

それは、やさしい色の、ピンクや黄色や、まあるいものの、イメージ。

心の中で思うその人に届くように、念を込めて、ふっと愛を送る。

光のシャワーが、あったかい愛のシャワーが、相手に降りそそぐイメージで、なんて教えてくれた先生もいる。

いずれにしても、私にとっては、彼と出会ってから、できるようになったこと。

頭から離れないくらいに好きなのに、大っぴらには会えないし、気持ちを伝えることさえできない相手である彼に。

私の気持ち、あなたのことを思っています、あなたの幸せを祈っています、っていう気持ちを伝えたかった。というより気持ちが溢れていた、から。

でも、だんだん、愛を送ることは、彼に対してだけでなく、誰に対してもできることだ、っていうのが分かってきた。

夫や子供はもちろん、離れて暮らす母親にも。

今の状態がどうであれ、その人の全てを受け容れる感じで、逆に言えば、自分とは別の人格で、別の学びを持った人間であることを受け容れたからこそ、私は、彼ら、彼女らに、愛を送ることができる。

無条件の、愛を。

最近では、ふっとすれ違っただけの人にも、私は、愛を送ることが、ある。

愛を送る、というと大げさに聞こえるかもしれないけれど、そんなに大層なこと、ではない。

暑い中、交通整理をしている人に、心の中で、ありがとう、って言ったり
カートを押しながらゆっくりゆっくり歩いてるお年寄りに、心の中で、お気をつけて、って言ったり
飲食店の会計時に、ごちそうさまでした、って言ったり
バスを降りる時に、ありがとうございました、って言ったり

そんなのも全部、愛を送ることだ、って私は思う。

愛を送ると、多分相手には、あったかい気持ちが、伝わる。

いろんなところであったかい気持ちが増えるのは、いろんなところできれいな花が咲くようなイメージ。

美しい世界になる、イメージ。

愛を送ることを続けていると、自分の中に、愛がどんどん増えてゆく。

愛の貯金箱がいっぱいになってくるような。

投資のように時間がかかるわけでは、ない。

ほんの少し続けることで、愛の利息はどんどん増える。

そうすると、あなたの波動は上がってくる。

びっくりするほどの、ラッキーに、日々出会えるように、なる。

何より心が穏やかで、幸せで、日常生活そのものが、愛に溢れ始める。

それは何よりの、魂の成長と言えるはずだ。