支配霊③

3月16日
頭が外れる感じ。
私を左斜め後ろから見ている存在を感じる。
でかくて強い感じの、弁慶とか金剛力士とか仁王像とかのイメージ。
ああ、こういう存在も付いていてくれてるんだ、と思う。

右斜め後ろには、女性的なやさしさと慈しみをまとった、観音さまのような存在。

左斜め後ろには、男性的な、強くて固い、がっしりした存在。

どっちも私がほしいもの。
私はあったかい涙をぼろぼろ流している。

支配霊はずっと後ろにいて、特に私に伝えることもないようなので、この左斜め後ろの存在に集中する。
守る、とか、私が付いてるから、とかは言わない。
『お前には芯がある』
『自在なやわらかさもある』
『お前みたいなのが一番強い』と。

主護霊もニコニコしてる感じ。

私の額の中央が光ってる。
今までのように全体的にではなく、一点だけが確かに光ってる感じ。

今日は怖くない。
ゆっくり深呼吸する。
大丈夫だと思う。

私が産まれてきた意味は何ですか?
『彼と会うため、でよかろう』

お寺で感じたように、彼の中に神をみていたのであれば、こうやって、様々な守護してくれる存在と会話できること、それ以上の喜びや幸せはないのだという気がした。

私は、彼と出会ってから起きたこと、様々な出会いに感謝した。
いや、本当はずっとずっと前から、ここに至るように仕組まれていたというか、気が遠くなるような年月や出来事を通して、全て導かれていたという感覚。

ふと、先生のブログで読んだ、「鏡(かがみ)から我(が)を取ると神になる」という言葉を思い出す。

彼に出会ったばかりの頃、私は鏡の前でとにかく泣いていた。
何で泣いているのか分からなかったし、どれだけ泣いても頭から離れなかった。

彼に会いたいです。
『会えばよかろう』

心の中にいてくれるだけでいい、とも思えた。
神のように。
その存在だけで強くなれる。
信仰みたいだ。

でもやっぱり会いたいです。
『会って抱き合えばよかろう』と。
『お前は多くの人を抱くことができる腕を持っている』
『だから抱(いだ)け、救え、愛を注げ』と。

私は静かに合掌する。
涙は出てるけど、今日はあんまり怖くはない。
何だかよく分からないけれど、静かな決意のようなもので満たされている。

私は自分で自分を満たしていきます、と言う。
ありがとうございました、と言う。


統合、の意味がよく分からないでいたけれど、自分の中の神性を見出だすプロセス、といったイメージが浮かんだ。

神にもいろいろあるように、自分の成長度合いによって神性は変わり、だから統合、歩みに終わりはないイメージ。

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