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ダメな子と思うほどダメな子になっていく秘密

皆さんは、『ピグマリオン効果』というものを聞いたことが
あるでしょうか?

ピグマリオン効果とは、とっても簡単にいうと、
「人は期待された通りの結果を出す」というものです。

これを子育てに置き換えると、

「子どもは親が思った通りに育つ」

ということになります。

親が子どもをどう見ているかで、子どもの行動が変わってきます。

ピグマリオン効果のある有名な実験があります。

小学校で知能テストを行い、点数に関わらずランダムに選んだ生徒について「この子たちは将来学力が伸びることが分かった」と担任の先生に伝えました。

この情報はでたらめだったのですが、その結果なんと選ばれた生徒全員
数か月後に学力が大きくアップしたのです!

中にはそれまで成績が良くなかった子もいたそう。

なぜこんなことが起こったのか。

先生や親が「この子は将来学力がアップする」と思い込み、期待したことで
子どもへの接し方が変わったから。

例えば、お子さんが何かに挑戦しようとしているとき。

「どうせこの子は何をやってもダメだ」

と思っている場合と、

「この子ならきっとできる」

と思っている場合とでは、声がけやサポートが変わってくるはずです。

前者なら「どうせ無理だからやめといたら?」と言うかもしれないし、
後者なら「いいね!きっとできるよ!」と言うかもしれない。

その後のお子さんの行動は必然的に変わると思いませんか?

このピグマリオン効果、低年齢であればあるほど効果が高いことが分かっています。

つまり、乳幼児期に親からどう見られているかは子どもの行動や人格形成に大きく影響するということ!

日常でこんなことないでしょうか?

ママ友との会話の中で「この子引っ込み思案で心配」など我が子のネガティブな話をする。

運動が苦手な我が子に対して「運動音痴なところは私に似ちゃったね」など変えられない事実のように言う。

このような発言は、お子さんに「自分はそうなのだ」と思い込ませてしまい、結果その通りになっていきます。

とはいえ、「期待しようにもできるところがない!」と思われる方もいるかもしれません。

でも、そう思っている間はきっと期待できる部分は見つかりません。

なぜなら脳は、「期待できるところがない」と思えば、それを証明するような事実を集めようとするからです。

その結果いつまでたっても期待できるところは見つからない。

ということで、今この瞬間からお子さんのできているところ、良いところを見つけましょう!

最初は無理矢理でも、徐々に意識がそちらへ向けられるようになります。

それは確実にお子さんへの言動に現れます。

そしてお子さんも、お母さんが思っているような自分になろうとします。
(がんばるのではなく無意識に)

間違ってもお子さんの前でお子さんのネガティブな話をするのはやめましょうね!

子どもはちゃーんと聞いていますよ!

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