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就職活動支援記録その9

今年の特徴として、志望業界に「リース」を挙げる方が何名かおられます。これって、今まであまりなかったかも。

 過去からブーム?みたいなものを振り返ると、
私のころは「人材」や「コンサル」が人気。
その次に「商社」や「銀行」。
 3~4年ぐらい前から、銀行が凄い人気が下がり、「IT」とかなんなら「公務員」も人気。
今年は、「メーカー」たまに「ベンチャー」が人気出てきている気がします。

さて今回、模擬面接を担当させて頂いた女性も「リース」を志望とのこと。

 やはり「リース」って言葉も広いので、「リース」から何をイメージされているか、という点から突っ込み開始です。
 そうすると1段目として「リース商材を接点に、職場の中にまで入り込んで、お客様が気づいていない課題まで解決したい」という想いが出てきました。
 なるほど、お客様とのタッチポイントを持っている企業で継続的な関係性を生かして新たな価値を作りたい、という点は、「継続的にコツコツ努力できる」というガクチカにもマッチしており、非常に納得感があるところ。

 但し、次に「それって本当にリースでないと達成できないこと?」という点を聞いてみると、ここはちょっと自信なさげ。。。
 継続的な融資を続ける「金融」でも、楽天のようなスーパーアプリ構想をもっている「IT」でも、単にルート営業が多い「B to B」でも、タッチポイントが多くて中に入りこめる業態ってけっこうありそうです。
   そうしたセッションを続けていると、「私は、急にすごく何かを改善できるアイデアは出せないと思っているんです。だから、長い目で見てくれるところならば・・・」と重要視されているのが「時間軸」であることが掘り出されてきました。
 つまりこの方の希望は、「業界」でもなく「職種」でもなく、「大切に長い目で見てくれて成長させてくれるところ」であり、たまたまリースは、リース期間という一定の長さがある商材で、マッチしているのではないか、というお考えからピックアップされていたようです。

 こういった考え方も非常に大切だと思います。
 今の面接の志望動機というと、大体「業界」や「職種」から入ってしまうものですが、それに捉われず自分が大切にしている価値観を表現できると、よりオリジナリティが出るのではないでしょうか。

 今回は、アドバイス部分は割愛しますが、「志望動機の考え方」として良い例だと思いましたので、ご紹介いたしました。


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