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支那で食べる本場の中華料理

はじめに

中華料理は日本と支那とではかなり違います。天津飯や中華丼は支那人は分かりません。また、日本の中華料理は日本向けにアレンジされています。そのためなのか、筆者は日本の中華料理が数倍うまいと思います。しかしながら支那の中華料理にも良さはあります。この稿ではいくつかの支那の中華料理を紹介しましょう。

麻婆豆腐

麻婆豆腐はもはや日本食と言ってもいいくらいわが国ではポピュラーな中華料理です。支那にも麻婆豆腐はありますが、そもそも異なるベースで作られています。四川料理の代表でしょう。

広州の川府尹で食べた麻婆豆腐。

見た目は一緒ですが、日本の麻婆豆腐が水ベースなのに対し、支那の麻婆豆腐はオイルベースです。唐辛子系の辛さよりも胡椒のしびれ系が強い味ですが、ベースがオイルのためか、そんなにびりびりきません。陳建一の赤坂飯店の麻婆豆腐とはまったく異なります。油っぽいのでたまにしか食べるべきではありませんが、この味の違い、コンセプトの違いは一度は体験してみるのがいいでしょう。

魚料理

日本ではあんまり有名ではないのが魚の料理ですが、支那では魚はメインディッシュでよくでてきます。

おそらく酸菜魚であろう。

やや酸っぱく、チリ辛く、かつ胡椒系の酸菜魚という料理があります。筆者は酢酸系も酢が嫌なのですが、これはそんなに酢が効いておらず、胡椒とチリの辛さがちょうど良い一品です。Wikipediaによると草魚かたらがベースだそうです。筆者が草魚は食べたことがありませんが、たらとは異なった味がしたので、これは草魚だったかもしれません。これも四川の代表料理なので、支那に行かなければならかなったときには、食べてみてください。

海鮮料理

広東料理といえば海鮮です。

素材は水槽から選びます。

店に入ったところに水槽があり、そこから素材を選びます。だいたい貝、魚、蟹かえびを選び、それにスープ、冷菜、肉の炒め物くらいをつけます。ちなみに広東料理ではまずはスープから始めます。ビールで乾杯はしないのです。

えびはこんな感じで調理されてきた。

食は広州にありと言われるだけあって、どれもいい味です。

甘い料理

支那では甘いものはデザートではありません。適当なときにでてくる料理の一環です。

鳥に似せたドリアンパイ。

形は生き物に似せたものもあります。鳥くらいならいいですが、非常によくできたパンダやうさぎだと食べるのに抵抗があるときがあります。また、いまは2024年5月ですが、支那ではドリアンがブームで、ドリアンパイがありました。街のスーパーではドリアンが山積みされていました。共産党の監視カメラがあるので、写真は取れませんでしたが。

点心と麺

そして点心。

これが腸粉ってわかりますか。

こんなにくずれた腸粉は見たことがありませんが、ホテルででるくらいなので、標準的支那腸粉なのだと思います。台湾とはまったく違いますね。

最後に麺。

卵トマト麺。

支那ではなぜか卵とトマトをかけた麺がポピュラーです。筆者も最初に白雲空港のラウンジで食べたときには違和感ありありでしたが、まあまあいい味で、支那でしか食べられないので、たまに食べます。
支那は監視がこわいので、行かなければならないときには、ご飯くらいはいろいろ試してみるのがいいと思います。さすがの共産党もご飯の写真でスパイ容疑はかけれらないでしょう。
(Jun/2024)




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