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転載:珈琲豆を売る-サステイナブルって?

2020年4月から9月末まで半年間、so good coffee という名前で週1回平日の3時間だけ店頭に立って自家焙煎珈琲豆を販売していました。ブランドは友人が継続し、わたしは別のブランドを立てることにしたので(店頭に一緒にいる時間がなくなると相談も不便なので)、当時せっかくだからいろんなことをやってみようと作ったnoteから、自分の書いた記事を転載します。写真は当時載せたもので、これもわたしがアップしたものです。
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so good coffeeのナカヤマです。わたしは小売店で売る商品のセレクトをしていた時期がありました。その時期、商品はお店の意志を描く絵具でもあった。「こんな商品を並べているからこんなことを目指しているんだろう」っていうことを伝えてくれるものだったんですね。ショップバッグやラッピング、BGMもそんな表現。so good coffeeを始める前は焙煎のことばかり考えていたのに、店売りの商品を作ることになって考えたこと。

お店に商品を並べるということになって、一番最初に考えたのはネーミング。so good coffeeには下敷きがあって、N氏がやっていたSDGsカードワークショップの参加者グループの名前が「so good」だった。JB(ジェイムズ・ブラウン)の姿もそのグループのページにあった。最近あまり活発でないそのグループを思って、so good coffee を提案してみた。SDGsの意識を忘れないって、わたしたちらしいよね。うん、うん。SDGs、ソーシャルグッド、I feel good、そんなものをこの名前にはひそかに込めている。ロゴもソウルフルな感じでね。

さて、ロゴができて、次はパッケージ。市販の業務用パッケージを探してみると、けっこう原価がかかることを発見。なあるほど、世のかっこいいコーヒーパッケージはこんなにお金かけてるのか(ロットが大小はあるとしても)!それにしても、ファスナーの袋って必要?キャニスターに移す派?そのまま使う派?遠くの人に送る可能性ある?いろいろ話し合って、現在のクラフト紙でファスナー無しの袋になった。とはいえ、袋の口をヒートシールするなら内側にPPのコーティングは必要。複合素材はリサイクルできない。まだまだ満足できない。いつかは店長で店にいる時くらいは全部量り売りにして、ヒートシール無しでお渡しできるようになりたい(ナカヤマ野望)。

商品は、焙煎所のオーナーでもある日本焙煎技術普及協会(ARMS)が選んだ豆の中から、生産者応援、環境配慮、オーガニックに配慮しているコーヒー豆を選んでいる。基本は2種(ペルー・コチャパンパ地区/タイ・レイジーマン)で、時々違うものを選ぶこともある。わりとおいしいレンジが広いので、中深を中心に焙煎。ネットショップには少し深かったり、中煎りだったりを並べることもある。

店頭では、マイバッグ・エコバッグ持参をお願いすることにした。たくさんお買い上げいただいた時には、デパートやお菓子屋さんの袋をリユースでお渡ししている。コートのポケットにいれて持ち帰ってくれる人もたくさん。これから暑くなるけど、スーパーの袋のリユースでもかまわないから、ぜひマイバッグ持って来てね!

そして、なんと7月からテイクアウトも始まる予定。できればマイカップ持って来てほしい。おしゃれなテイクアウトカップも楽しみの一つだけれど、でも、飲み終わったらゴミになってしまう。最近はウィルス禍のせいであちこちで持ち込みは歓迎しないらしいのだけれど、so good coffee としては、できたらマイカップで提供したいと思っている。また、詳報はテイクアウトの始まる前にお知らせの予定なのでぜひよろしく!

物を売ることと、SDGs配慮をすること、両立を目指しているけれど、まだまだやれることがありそうだ。人も環境もサステイナブルに。暮らしがもっとよくなりますように。

コーヒーから、so good なあしたをみんなで考えよう!

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ブランドは分けたけれど、基本的なスタンスは今も変わらない。せっかくなら環境にも人にも負担をかけないスタイルで、未来にいいインパクトを大なり小なり残せるものを。これからも、そんなことを考えながらやっていく予定。

コーヒーの焙煎機がほしくてコツコツ貯金中。なかなか貯まらないけど、あなたのおかげで一歩近づきます。