私のイライラはどこから来るのか。アンガーマネージメントとマインドフルネスの繋がり。
イライラとはなんなのか。
私のこのイライラは私が生み出しているのか。私の腹の中で誕生し、私の体内を駆け巡るのか。
それともどこからか煙のように漂っていて、それを吸いこんだようなイメージなのか。
はたまたドリフのコントのように頭上にタライがセッティングしてあって何かの拍子にボカンと落ちてくるようなものなのか。
私は4歳と1歳を育てる専業主婦です。
これだけ言うと、受け取る側で千差万別のイメージがあると思いますが、それはさておき…
朝から晩までバタバタとした日常を肉体的にも精神的にも送っています。
その中で私が気づいたことを書き留めていきたいと思います。
その1.じぶんの中にはないと考えます。
私の中は空っぽ。
その空っぽのお腹にイライラを詰め込んでいきます。
でもイライラを詰め込むのはいやなので、イメージはお花を摘んでいることにしましょう。イライラ=お花
それはもぅ家中がお花畑なのです。
朝から、
水筒のパッキンの取れない黒ずみにパンジーが咲いてる
おむつ替えでじっとしない1歳児のおしりにチューリップが咲いてる
作ったけど食べない離乳食にたんぽぽが咲いてる。
テーブルの下に落とされたおやきにひまわりが咲いてる
忙しい時にフルーツをむいてとうるさい子どもに大輪のダリアが咲いてる
1歳児の泣く声はフラワーシャワーの如く!
すぐ散らかる部屋はカモミール畑!!
そして私はそのお花達(イライラ)をルンバのように全自動で隅々まで刈り取ってはお腹に詰めているように思うのです。
子育てにアンガーマネージメントはとても大切だと思います。
怒りは子にも親にも良くない。無駄なエネルギーを消費してしまいます。
私はすがるようにそのての本を何冊か読みました。
さて、対するアンガーマネージメントを超簡単に説明すると、
・イライラしたら深呼吸
・怒る前に6秒待つ
・今の怒りを数値化する
などがあげられます。
私は、なるほど、こんな簡単なことで怒りを少しでもコントロールできるならいいじゃないか!と思いました。
しかし実際、私は自分でもびっくりするような大きな見誤りをしていたのです。
私は早速実践しようとしましたが、全くうまくいきません。
何がうまくいかないって、1日が終わり一息ついて椅子にどっかりと座れた時にやっとアンガーマネージメントのことを思い出すのです。
つまり、
そもそも私はイライラしている瞬間の自分を全く捉えられていない ということです。
子育てという目まぐるしく変わる状況と、迫り来るタスクに押しつぶされて『今』を全く感じられていなかったのです。
ごはんを作りながら洗濯のことを気にして、離乳食を食べさせながら片付けのことを考えて、食事の片付けしながらお風呂の時間の心配をして、お風呂に入りながら明日の天気を考える…
子ども達のお世話と生活のことばかりで自分の今感じている気持ちさえも後回しにしていたことに驚きました。
しかしそのようなお母さんは本当に多いと思います。
イライラしたら…というタイミングが掴めず結局腹いっぱいにイライラを溜め込んで溢れて初めて気づいていました。これではとても遅い。
そこでどうしたものかと辿り着いたのが
マインドフルネス です。
ここでも超簡単にマインドフルネスを説明すると、
『今ここ、に帰ってくる』ということでしょうか。
心に流れる雑念さえも認め、俯瞰して自分を観察できるようになる というようなことです。
私は調べれば調べるほどマインドフルネスにとても興味が湧きました。マインドフルネスとはアンガーマネージメントそのものとさえ思えます。
マインドフルネスにもアンガーマネージメントにも、やはりそれなりの練習が必要です。
そこで私が編み出した『今』を感じる練習法とは、
小説っぽく今を実況してみる です!
たとえば紅茶を飲むという日常の風景も
「私はいつものお気に入りのマグカップを用意した。お湯を沸かすと、熱いうちにカップへ注ぐ。絵の具でも溶かしたかのようにゆらりと染まっていくその液体を眺めた…」
のような感じで今に集中してみることです。四六時中はできませんが、手元に集中できる時はすこし考えてみます。すると物語の主人公になったような気分にもなれてちょっと楽しかったりします笑
まだまだ練習中ですが、実際にやってみると今を感じられていないことは本当にたくさんあります。
「今がわからないなんてありえない!」と思うかもしれませんが、今に集中すればするほど、今まで手からこぼれてきたものがわかります。
何気なく子どもを抱っこしている瞬間も、重さや体温、腕のやわらかさやふわふわした感触。柔らかい髪の毛があたるくすぐったさ。
全てが今ここにある。今ここにしかない尊い存在です。
五感全てで今を感じる贅沢を体感することが難しいのが現代。
今この瞬間の自分のイライラや不快感を無視せずに、マインドフルネスで自分を大切にすることに目を向けてみるのも必要だと思いました。
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