演じることのわからなさ
「演じる」ということについて、わたしも未だわからないでいる。「役になりきる」のではなく、「その人自身でもありながら、演じている」状態を目指すというのが目指すところではある。
日常生活で会話を行うのと同じように言えるセリフもあれば、セリフとして書かれているため言いづらいセリフもある。物語の推進力が上がるにつれて、言いづらいセリフは増えてくる。わたしは基本的には日常会話なので、「言える」セリフが多いが、今回の作品では現代口語をやりながら「物語」度を上げることにしたので、言いづら