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生田日記

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そこそこ読み応えのある書き物を目指します。 読んだ本、観た映画、日々考えたこと、料理などのことを記録します。
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2022年5月の記事一覧

掛札さんとマッキー

掛札さんとマッキー


「私はイデオロギーのためにレズビアンをやっているわけではないし、異性愛者(ヘテロセクシャル)がいるからレズビアンをやっているわけでもない。まして、男が嫌いだから女を好きになるわけでもなければ、「男」になりたいから女を好きになるわけでもない。」
(『「レズビアン」である、ということ』掛札悠子、1992)

というのが最近私の中で痕跡を残している言葉です。

②マッキーの「軒下のモンスター」ってす

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早く経験も年も取りたかった

早く経験も年も取りたかった

無隣館3期演出部にはすでにキャリアのある人や自分よりも年上の人が多くいた。大学3年から無隣館に通いはじめて、それまでも演劇サークルで演劇をやっていたが、戯曲の書き方や構造のこともきちんとわかっていなかったし、戯曲を書けるようには(宮崎的には)なっていなかった。大学の座学の授業で演劇の授業を取っていたくらいだったから。勝手に演劇史まとめノートを一人で作って遊んでいた。

無隣館演出部では、企画を立て

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東京に自力で行けた時の話

東京に自力で行けた時の話

中学生の頃に生活作文を書いて、たまたま全国入賞して東京に行けることになった。せっかくだからということで、家族4人で東京旅行をすることになって、とても嬉しかった。母と妹と3人で資生堂パーラーでごはんを食べた。何を頼んだらいいのかわからなくて、オムライスを頼んだ。おいしかった。父は仕事で遅れて、作文の表彰式の直前に揃うようにやってきた。うちは自営業ということもあり、家族揃って遠くへ旅行することがなかな

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すごくわがままかもしれないけど

当事者だからその手の話題は大切に扱わないといけない、それはそうなんだが、でも、ある種真面目なところを抜け出して、これがニューノーマル!やってこう!そして挫折しようというようなところまで行って、観客に当事者の話でしたという感想にさせないようにしないと、というのがとても強くある。これは普遍的な物語なの。フィクション。そのためにわたしは演劇が知りたかったんじゃないか、今もわからないけど、と思う。個人的な

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最近の観劇

最近の観劇

五反田団『愛に関するいくつかの断片』観た。構成が上手いなーと思った。以下ネタバレあり。

人の話をする人としていた鈴木さんが、本当は愛という、二重構造で、本当じゃない人を装う、人の話をする→本人、自分の話になる。本人パートで、終わる。だとしたら、場面がギミックで変わってたところの会話は全部愛としてってことで。会話読み返したいっとなりました。
友達通しが付き合おうってシーンの会話がよかった。

人物

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2022.0502

2022.0502

高卒の母は教育熱心で上品になれずずるくなったわたし

日本語で内面は描けるだろうか問うオリザなんかわからんけど悔しいなあ

背負ってく わたしの人生 死にたいし 今死ねたら全部せんでよくなるもんね?

死にたくてごめんなさい図書館に通うこと覚えた高1の夏のこと

久々の松屋の間取り変わってて みんなで卓を囲みたかった

絶対に死なないいじめたやつの笑う顔が悔しいからぜったいにわたし死なない

なん

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