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2022年5月の記事一覧
早く経験も年も取りたかった
無隣館3期演出部にはすでにキャリアのある人や自分よりも年上の人が多くいた。大学3年から無隣館に通いはじめて、それまでも演劇サークルで演劇をやっていたが、戯曲の書き方や構造のこともきちんとわかっていなかったし、戯曲を書けるようには(宮崎的には)なっていなかった。大学の座学の授業で演劇の授業を取っていたくらいだったから。勝手に演劇史まとめノートを一人で作って遊んでいた。
無隣館演出部では、企画を立て
東京に自力で行けた時の話
中学生の頃に生活作文を書いて、たまたま全国入賞して東京に行けることになった。せっかくだからということで、家族4人で東京旅行をすることになって、とても嬉しかった。母と妹と3人で資生堂パーラーでごはんを食べた。何を頼んだらいいのかわからなくて、オムライスを頼んだ。おいしかった。父は仕事で遅れて、作文の表彰式の直前に揃うようにやってきた。うちは自営業ということもあり、家族揃って遠くへ旅行することがなかな
もっとみるすごくわがままかもしれないけど
当事者だからその手の話題は大切に扱わないといけない、それはそうなんだが、でも、ある種真面目なところを抜け出して、これがニューノーマル!やってこう!そして挫折しようというようなところまで行って、観客に当事者の話でしたという感想にさせないようにしないと、というのがとても強くある。これは普遍的な物語なの。フィクション。そのためにわたしは演劇が知りたかったんじゃないか、今もわからないけど、と思う。個人的な
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