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梁川梨里(やながわ りり)
2015年1月24日 22:35
箱から出ておゆき、羊たち呑み込んだ象を吐き出すんだ、うわばみ立つことが精一杯の星の上で灯りを消す、点ける(日の出と日の入りのあわいは僅か)薔薇を宇宙の風から守る(風は吹くのを止めた)穴から落ちればパラレルワールド次元を捻じらせたうさぎが走るうさぎの名前は、ない(名もなきものは虚構)全てがデタラメだという、あなたの世界が滑らかに流れているという証拠を見せてごらんよ綻び
2015年1月24日 22:23
【桎梏】桎梏の夜を突き刺した鋼がわたしをも貫いたメビウスは帰ることを赦さない永遠の鳥籠飛ばされることなど最初から求めてなどいない白さを穢された指先から滴る水脈に掛けた舷梯は瑠璃の白鳥の渡り道となり赦された銀河の糸を手繰り寄せる、 【アーチ】点が転じて天へ駆け上がり連続した幾何学模様で君と僕はアーチをつくり君の手で植えた薔薇が君になった頃、僕は君を空へ返してあげた小高い丘の旧きに眠る土の僕はも