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台湾最東端へ。

前日の夜カフェで本を読んでいる時に思いつき、そこから調べて行くことに決めた最東端。厳密に言うと、9月の時点で行く気満々だったが雨が降ったりして予定が流れ、そこからなんやかんやで先延ばしになっていた。

 
 

よく考えたら残り4ヶ月弱の台湾生活。コロナのせいもあってなかなか遠出出来ずにいたけど、ここ数日は新規国内感染者ZERO〜を維持している。新しい宣言も出たことだし、少し経済を回すか。(回すほどのお金はない)

 
 
 

そうと決まれば早寝しなくては!早めにベッドに入り眠りにつく。よく眠れたが、夜中3時頃、雨の音で目が覚める。あぁ、雨か。中止かな。と思いながらも時間通りに一応起きる。朝7時。曇ったり晴れたり。天気予報を見ると「弱いにわか雨」の文字。まあ台湾の天気予報はあてにしてないけど、なんだか気が乗らない。

 
 
 

天気微妙やしなぁ〜そう言えば連休中日やしな〜とゴロゴロウダウダしていると9時になってしまった。とりあえず用意して考えよう。イロイロ思ったが行くことにした。10時半の台鉄で。福隆まではほぼ1時間半の電車の旅。

 
 
 


目的は海水浴でもサンドアートでもない。もっと言えば福隆に来たかったわけではない。あくまで目的は三貂角燈搭。

 
 
 
 


なんだけども12時に福隆に着き、お腹も空いている。そう言えば今朝から何も食べてなかった。福隆はとってもいい天気。帽子もサングラスも持ってきた。福隆は駅弁が有名らしい。というか、駅前にはレンタサイクル屋と弁当屋しかないレベル。何軒かある弁当屋。恐らく1番歴史のある所はとっても排隊してたのでやめた。もう1軒排隊してたお店が、一通り見て帰ってきたときに空いていたのでそこに決める。

 


1つ65元。何故か60元だと思いこんでた。まあ、よくあるお弁当。お肉たくさん載ってる。脂身好きじゃないしなぁ〜このウインナー好きじゃないしなぁ〜と思って食べ進めたのだが、美味しい。控えめに言っても全部美味しかった。作りたてというのもあるかもしれないが。特別、わざわざ食べに来るレベルかと言われるとそういう訳でも無いし、食べ比べてはないけど多分どこも美味しいと思う。予想外に美味しかったのでゴキゲン。

 
 
 
 


さて、次は自転車を借りる。燈搭まではおよそ8キロ位らしい。途中のサイクリング用のトンネルが、ここのサイクリングロードの名物。なんでも昔の台鉄のトンネルを再利用したらしく、全長2キロもあるらしい。
 
 
 


弁当然り、自転車もどこで借りても似たようなもの。どこもジャイアントを売りにしてた。勧められる間もなく、自ら電動自転車を選択。電動自転車と言っても台湾のは本当に全電動。原付に近いものがある。何が違うって原付程のスピードが出ない、ヘルメットもいらない、免許も必要無し。居留証を預けて自転車を借りる。お兄さんはしきりに私の事を「日本人朋友!」と呼び、イロイロ説明してくれた。今日は時間制限無しで300元でいいらしい。相場は300元/2hと昨日書いてたので、お得なんだろう。行く時にペットボトルの水1本と地図をくれた。
 
 
 


教えてもらったサイクリングロード、全部回ると結構な距離。一応、サイクリングやし、と思って最初のうちは一生懸命漕いでいた。始めのうちはほぼ下り坂。突然後ろからおじさんが攻めてきて、避けようとしてコケて溝に自転車を突っ込む。おじさんが大丈夫?って自転車を引っ張り出してくれた。「小姐,小心喔~」って。おじさんがフラフラ幅寄せしてきたんやないかーい✋とツッコミたい気持ちを抑えつつ。おじさんと一緒にいたおばさんに「沒有受傷嗎?」と聞かれ、「沒有沒有〜」と答えたが、いくつか小さな擦り傷を作ってしまった。お風呂染みるやつ。そしてズボンが少し擦れた。自転車屋さんで貰った水は溝の中に沈んで行ってしまった。あーあ。
 
 


気を取り直して出発。トンネルの手前には電車のオブジェがあった。トンネルの手前で急に気温が下がる。寒いくらいだった。トンネルは意外と長い。そりゃそうか。2キロもあるんだもんな。途中で県境の標識を見つつ、ちょいちょい電動で走らせてトンネルを通過すると、海が広がっていた。

 
 


海無し県から来た私。海で泳ぐのはベタベタするから嫌いだけど、やっぱり海を見るとテンションがあがる。ネコも気持ちよさそうに寝ていた。

 
 
 


ここからは国道沿いにサイクリングロードが整備されている。時々停まって写真を撮る。ずーっと右側には青い海。天気も良くて青い空。龜山島は少し霞んでいたが初めて見ることができた。ほんとに亀さんだ。
 
 
 


千畳敷みたいな海岸線をひたすら走る。気温も高いけど、海辺のサイクリングは気持ちいい。むわっとした空気がやってきたと思ったら時折すっと冷たい空気がやってくる。暑いけど、天気が良くて最高だ。

 


ところどころ展望台の様なものがあったり休憩所があったりして、ようやく燈塔のふもとへ到着。ここは極東公園。名前が最高だ。


自転車を停めて、ひたすら階段を登る。暑くて苦しい。最北端の富貴角燈塔へ行った時を思い出したが、あそこは開けていて風があったので耐えれた。高雄燈塔に行った時に近いかな、とか考えながらひたすら登った。おそらく10分もかからないんだけど、とにかく暑かった。
 
 


上には駐車場がある。みんな涼しい顔して燈塔を見ている。くそう、悔しい。多分結婚写真撮るんだろうなぁ。ハートのオブジェや教会みたいなものがあった。あとは何故か羊さん。かわいいけど。

 
 

念願の三貂角燈搭!あぁ、素敵な灯台。本当はここは中に入ることができる。灯台の展示なんかしてるらしいんだけど、予想通りコロナの影響で閉鎖されてた。とりあえず敷地内は開けてくれてたからいいか。また見にこればいいやと思ったけど、車じゃないと行きたくないな。もしくは真冬かな。

  

行きは登るのに必死で余裕がなかったけど、階段にはところどころパネルが。台湾にある灯台の紹介。あ、ここは行ったなぁとか思いながら写真を撮る。
 
 
 


ここからまた自転車の旅。こういうの、いいよね。ここで食べたら良かったな。
 
 


途中で漁村を通ったり、ここもサイクリングロード!?みたいな所も通ったり。映え〜なレインボー小学校も通った。初めて石花が干してあるのを見た。


 
 
 

後半は曇ってきた。それから前半ほど海が見えないところも多く、ほぼ電動で走った。さすがにバイクには抜かされるけど、結構なスピードが出る。コケないようにだけ注意しながら、バイクに乗ってる台湾人気分を味わう。サイクリングロードだし人も少ないから出来る事。
 
 
 


最後の方、海水浴場の近くのお店で石花凍を飲む。うん、心太って感じ!スピード出して走ってたのもあってか、灯台に行った時以外はそこまで暑くなかった。でも石花凍を飲んだらスッキリ。やっぱり暑かったんだなぁ。今回の相棒と共に。

 


自転車を返す。そのまま駅に向かうと、次の電車は約1時間後。あぁ、今行ったばかりか。15時台の電車は1本しか無かった。しょうがない。待ちましょう。さすがにもうお弁当はいらない。
 
 
 


そう言えば!と思って全家へ。サボテンソフトの看板があったので、食べてみようと向かう。售完だった。残念。しょうがないので駅で電車を待つ。

 
 
 

悠遊卡で乗るほうが安いが、私は電車好き子なので、台鉄の時は基本的に切符。わざわざ切符を買って電車を待つ。


帰りの電車はペンギンだった。座れたので良かったがめちゃくちゃ冷房がきつい。でも、一駅も乗れば慣れてしまった。
 
 
 
 
コロナ対策はしつつ、少しずつ旅に出よう。

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