涼山李々

物語を読んだり書いたりするのが好き。 積読は常

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最近の記事

読書日記「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」

「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」 出版社:SBクリエイティブ 発売日:2018/8/18 著者:山崎 圭一 記録のつもりなので簡単に。 世界史がわかりづらいのはあっちの国、こっちの地域と飛んでしまうから。 本書は時間軸形式で世界史を説明しているので分かりやすく頭に入りやすい一冊です。 年代などの数字がほとんど記載されていなくて、何世紀ごろ…というのがページの隅や見出し横に記載されていても良かったかも。 とっつきやすいので世界史の学び直しや入門書としていい一冊

    • トワイライト最終章読了 新キャララッシュに頭こんがらがった・・ 綺麗な終わり方

      • 読書日記「ルックバック」

        「ルックバック」 出版社:集英社(ジャンプコミックス) 発売日:2021/9/3 著者:藤本タツキ 話題になった当時読んだ漫画。 アマゾンの集英社ポイント還元セールを利用して買ったので再読。 毎週学年新聞に漫画を連載している小学生4年生の藤野。 ある日、先生に頼まれ枠を一つ不登校の京本に譲ることになり、自分の漫画の隣に京本の描いた絵が載るようになる。 藤野は対抗心で絵を描き続けるも、途中でやめてしまう。 卒業式の日、藤野は卒業証書を届けに京本の家を訪ねる……。 漫画は読

        • 読書日記「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」

          出版社:‎ 早川書房 発売日:1977/3/1 著者:フィリップ・K・ディック パロディにされることも多い有名なタイトルの小説。 古い小説の翻訳物はどうしても苦手なんですが、いつか読んでみたいなと思っていた作品。 映画ブレードランナーは未視聴です。 私には難しい作品でした。 勘違いしている部分もあるかもですが、私なりの感想です。 衰退した未来の地球が舞台。 火星から逃亡してきたアンドロイドを賞金稼ぎの主人公リックが追うというSFハードボイルドストーリー。 科学技術が発展

        読書日記「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」

          読書日記「愚かな薔薇」

          出版社:‎徳間書店 発売日:2021/12/23 著者:恩田陸 600に近いページ数の分厚い1冊。 それを平日の余暇が少ない中、3日で読んでしまいました。 私の中ではかなり早い速度です。 それくらいのめり込んで読みました。 14歳の少女、奈智は母の生まれ故郷である磐座を訪れる。 そこでは毎年子ども達を集め、空の向こうの外海へ旅立つ「虚ろ舟乗り」を育てるためのキャンプが開かれていた。 キャンプが始まった直後、奈智は大量の血を吐いてしまう。 戸惑う奈智だが、それは「虚ろ舟乗り

          読書日記「愚かな薔薇」

          読書日記「ニューヨークで暮らすということ」

          「ニューヨークで暮らすということ」 出版社:PHP研究所 発売日:2001/8/1 著者:堀川 哲 今回は短め。 資料集めのために読んだ本。 発売が2001年と20年以上前のことなので今とだいぶ事情が違うのは承知の上。 ニューヨークの空気感とか、歴史とか知りたくて読んだ一冊。 NYに暮らす人の声が多く掲載されていて、NYとはどんなところか?ということを紐解く一冊。 観光情報は検索すれば一発だけど、こういった生の声はあまり読むことができないので結構シビアなとこだなとふんわり

          読書日記「ニューヨークで暮らすということ」

          読書日記「後宮に星は宿る 金椛国春秋」

          「後宮に星は宿る 金椛国春秋」 出版社:KADOKAWA 発売日:2016/12/22 著者:篠原 悠希 頭が中華ものを求めていたので、綺麗なイラストに惹かれて読んでみました。 後宮ものは数多くありますが、読み応えのあるお話でした。 後宮ものと聞けば主人公は女の子、と想像しますがこの物語の主人公は驚きの男の子。 主人公の遊圭は名門・星家のおぼっちゃま。 しかし、叔母が皇后に選ばれたことにより一族は殉死を命じられる。 療母の胡娘や町娘の明々によって助けられ一人、生き延びるこ

          読書日記「後宮に星は宿る 金椛国春秋」

          映画日記「マイエレメント」

          ピクサーの最新作「マイエレメント」を観に行ってきました。 正直に言うとあまり期待していなかったんです。 お誘いがあったので行ってみたんですけど、予想を裏切って面白かったので 感想をゆるっと書いていきます。 舞台は火水土風のエレメントたちが暮らす大都市。 その都市で暮らす火のエンバーは家族思いだけど癇癪持ちの一面のある女性。 水嫌いの両親を持ち、父の経営する雑貨店を手伝い、将来後を継ぐつもりだった。 ある日、エンバーの癇癪が原因で店の地下室の水道管が壊れ、その間から水の青年ウ

          映画日記「マイエレメント」

          読書日記「ニューヨークの魔法使い 〈(株)魔法製作所〉」

          「ニューヨークの魔法使い <(株)魔法製作所>」 出版社:東京創元社 発売日:2006/7/11 著者:シャンナ・スウェンドソン 可愛いファンタジーが読みたいな…と思って手に取った本がこちら。 Amazonのあらすじ文を引用すると、魔法版『ブリジット・ジョーンズの日記』。 読んでみると確かにそんな感じの話でした。 主人公はニューヨークで働くケイティ。このニューヨークには密かに魔法が存在し、妖精やエルフなんかも紛れて暮らしている。ケイティはそれが見えている。 上司にうんざり

          読書日記「ニューヨークの魔法使い 〈(株)魔法製作所〉」

          読書日記「レーエンデ国物語」

          「レーエンデ国物語」 出版社:講談社 発売日:2023/6/14 著者:多崎 礼 ※がっつりネタバレはしてないですが、ネタバレ込みの感想になります。  あらかじめご了承ください。 田中芳樹、常川光太郎、紅玉いづき… 私の大好きな作品を書いている作家さんです。 このレーエンデ国物語の帯にこの作家さん達の推薦文が書かれていて、ずっと気になっていた一冊でした。 今話題で書店に行くと必ず平積みにされていますね。 貴族の令嬢ユリアは英雄として名を馳せた父ヘクトルと共に呪われた土地

          読書日記「レーエンデ国物語」

          読書日記「スキップとローファー(9)」

          「スキップとローファー(9)」 出版社:講談社(アフタヌーンコミックス) 発売日:2023/8/23 著者:高松美咲 私は!!今日を!!どれだけ楽しみにしていたか!!! 私は全巻・アニメ視聴済みのファン。 毎巻甘酢っぺ〜〜〜〜って悶えています笑 本日2023/8/23は最新刊9巻の発売日。 朝一でダウンロードして読みました。 「スキップとローファー」は 石川県の田舎から東京の進学高校に入学した主人公みつみちゃんと、 ちょっと影のあるゆるふわ系イケメン志摩君とその周囲の人

          読書日記「スキップとローファー(9)」

          読書日記「I Love Youの訳し方」

          「I Love Youの訳し方」 出版社:雷鳥社 発売日:2016/12/15 著者:望月竜馬 イラスト:Juliet Smyth 実は恋というものがよく分かっていません。 友情と恋愛の違いがよく分からないまま大人になってしまいました。 でも、なぜか恋愛を扱った小説や作品はすごく好きなんです。 夏目漱石がI love youを「月が綺麗ですね」と訳したという逸話は有名ですね。 (実話かどうかは諸説あるようですが) 有名すぎて逆にありきたり感があるような気もしますが、ロマン

          読書日記「I Love Youの訳し方」

          読書日記「子宝船 きたきた捕物帖二」

          「子宝船 きたきた捕物帖二」 出版社:PHP研究所 発売日:2022/5/25 著者:宮部みゆき 宮部みゆきさんの新しい岡っ引きシリーズ。 主人公の北一は岡っ引きではなく、文庫売り。 そんな北一は奇妙な事件を調べるようになり、 岡っ引きとして、人として成長していく物語。 第一巻ではお世話になった親方が亡くなってから北一の一人立ちまでのお話でした。 北一の周囲にいる人々は人情者が多く、ほっこりするお話でした 今回の第二巻は前回と比べるともんやりとする終わり方だったかもしれま

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          読書日記「秘密の花園」

          「秘密の花園」 出版社:岩波書店 発売日:2005/3/16 著者:フランシス・ホジソン・バーネット 先日ジブリ美術館へ行きました。 とても暑い日で、人も多かったのですがここの雰囲気はいいですね。 中はエアコンが効いていて寒いくらい涼しいのですが、この中庭は井戸の水が涼しくしているのか、過ごしやすい気温でした。 ベンチに座って本を読むと心地良いかもしれません。 ジブリ美術館の中には本屋さんがあります。 これまでジブリアニメになった関連作品や、宮崎さんのおすすめする本を売

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          読書日記「世界史を大きく動かした植物」

          「世界史を大きく動かした植物」 出版社:PHP研究所 発売日:2018/6/18 著者:稲垣栄洋 小麦、米、胡椒、お茶・・etc 現代では生活に馴染みがあるけど、歴史を変えることになった植物。 当時のお国事情や科学的なことなどと一緒に植物と人間の歴史を紐解く本です。 小難しいことは一切なくて面白いです。 例えば、トウガラシ。 人の舌には「辛さ」の味覚が実はなくて、あれは「痛み」なのだとか。 さらに、猿などの哺乳類は辛さを感じるが、鳥には感じないらしく、 植物側が運ぶパート

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