ネガティブな感情が与えてくれるもの。
今日は自分のお話。
嫌な感情を共感する。
自分が嫌な気持ちを抱いた時、大人になってくるとつい、じゃあどうするのか、何をすれば解決するのかと思いがちになる。もっとこうすれば良かったのかな、ああ言えば違う結果になったかなと考えてしまう。
そうするとうまく立ち回れなかった自分とか、妄想で相手から返ってきた反応にイライラしたりする。嫌な気持ちが消化されずもやもやしてしまう。だんだん「嫌なことってそういう気持ちになるもの」とそのもやもやも当たり前にしていく。
嫌なことって必ずしもそうなんだろうか。自分がどうにかこうにかしたら嫌じゃなくなったりするのかな、そういうことばかりなのかな。自分にできるのは打開策や妥協案を捻出することなんだろうか。
どうしてそう思うのか。
嫌なことって人によって違う。自分だったらそんなこと聞かれたくないと思うことに飄々と答える人もいるし、ちょっとルール違反をした人をどうにも許せない人もいる。どうしてなんだろう。
「どうしてなのか」がすごく重要で、そこに自分らしさが隠れてる。
どうしてそれが嫌だったの?その人だから?その時だから?それのどんなところが嫌だったの?その時の自分のコンディションはどうだったの?嫌なことが起きた時は自分にたくさん聞いてみる。
なんで?なんで?なんで?
どうして思うかって聞いていくことで、自分の心のトリガーが見えてくる。
感情に共感すれば癒される。でも感情を消化するだけでは結果は何も変わらない。ならどうするか。感情に共感し、それを分析し行動につなげること。行動が変われば結果は変わる。まず感情を受け取って、出来事を整理していく。
ネガティブな感情は思っていること=主観、と実際(感情を含まない)=客観のズレで起こる。そこで自分の認知のずれがわかる。それが、自分を示す。
自分ってどんな人なの。
どんなことが嫌で、どんなことが怖くて、どんなことが気になるのか。それが自分らしさで、それが自分。今までの経験で勝ち取ってきた過程が、自分らしさを作ってきた。それがどんなものなのか、なぜそう思うのか、そこに歪んだズレはないのかをゆっくりゆっくり見めていこう。どんな思いの連続が今あるものになったのか、その過程にたくさんの自分が隠れている。
自分を明確化すれば不満は見えてくる。自分が明確化できれば他人の経験を活用したり、感情に流されて現実が見えなくなることも減ってくる。
イライラの問題はイライラすることじゃない、自分のことが分からないってだけなんだ。
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