頭が悪い自分との付き合い方。
わ今日は看護師としてのお話。
ただの臓器。
胃が悪いんだねって言われると「そうなんです」って言える。でも頭についてはどうだろう。頭悪いんだねって言われるとイラッとする人が多いと思う。でも頭=脳、だって胃と同じ臓器の一つだ。でも人はなぜか頭=自分だと思うことが多い。だから馬鹿にされると躍起になるし、必死になる。
胃が悪ければ食事を変更すればいい。朝たくさん食べて、夜少なめ、重たいものは夜食べると次の日がしんどいから昼に食べる。寝る直前に食べると眠れなくなるから食事は睡眠の3時間前まで。でも頭については気力と根性で乗り切ろうとする。勉強があんまりできないからとにかく長い時間やって、いろいろ書いてある本読んで、詰め込んで詰め込んで。どうしてなんだろう。
頭だって悪いんであったらin putの仕方を変えたらいい。朝たくさん本を読んで、夜はあまりやらない。夜たくさんやっても眠くてあんまり覚えてないから暗記は昼までにやる。夜遅くまでやると寝つきが悪くなるから勉強は睡眠の3時間前まで。
同じ臓器。同じ体内。
自分ってどこにいるの。
精神疾患も脳という臓器の障害。でも怖がられる。嫌がられる。脳の疾患は心。自分自身だと思う人が多いから。脳の神経伝達がうまくいかない。それを薬でコントロールする。胃薬だって胃酸の分泌過多をコントロールしているのに。
何が違うの。何が違わないの。
なんて私も怖がっていた一人。治すんじゃなくて、付き合っていく。変えようとするんじゃなくて、適応していく。自分を慈しむ姿勢はどの病気でも、実は病気じゃなくても大切なことは一緒なのかもしれない。大切なのは「知ろうとすること」。
何をすると辛いの、何を怖がってるの。どんなことが好きなの。どんなことをしてきたの。どんな夢を見てるの。これから何がしたいの。ねぇねぇ教えて。本人しか知らないことを本人から学ぶ。
行動は心がすると思っているから、行動がおかしな人は怖くなる。心ってどこにある。自分を表すのは心だけじゃない。脳を整えてあげることで、抑えることができることもある。抑えた時に少しづつ自分のことを解きほぐしていこう。
悪いんじゃなくて、そういうものだから。
善悪や正義や世間体では決められないものがたくさんある。頭が悪いと言われようと、自分は自分で生きていく。自分は自分でしかないから。付き合っていこう。いいも悪いもなく、自分もあなたも一人だけ。よりよく、楽しく、一緒に生きていこう。生きて、いて。
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