見出し画像

第6回学習会レポート ジェンダーとは何か?

書き手:高校生メンバー

今回はジェンダー問題について話し合った。最初は1グループ5人程度に分かれて「ジェンダーの状況を良くするにはどんな方法があるか?」という問いについて、それぞれの意見を共有し合った。

1班
・LGBT関連のイベントなどに参加して理解を深める
・自分から知っていくことが必要
・知識のある人が少ないので義務教育の時点から知識を入れることが必要
・身近であった違和感は、男子生徒が髪が長いと注意されていた。なぜ男子は髪が短いというイメージなのか?いつから?

2班
・男女の仕事を一度入れ替えて体験してみる。大変さがわかったり新しい発見があったりして理解が深まる
・メディアで発信する、発展しているところの真似をする
・何百人も参加するような大きい会議を行う(メーデー的な)
・創作物をつくる
・社会的に立場が弱いのは男性?女性?女性専用車両などで男性専用があまり無い

3班
・制服の選択を自由にする
・多くの人の目に触れるメディアから変えていく
・講演を聞く
・女性の国会議員を増やす
・トランスジェンダーに対する理解

その後、各グループ毎の意見をまとめた物を、それぞれ全体の前でグループの代表者が発表した。その際に質問「現在昔に比べて男性と女性の立場はどちらが有利か?」様々な意見が出た。

休憩

小野寺さんの発表「特権についての話」
特権がある人は自分の力だけではないことを気づいていない。自分は多くの場合においてマジョリティ、特権をもっている側だった。周りに集まっていたのは同じように特権をもっている人

「自分は差別を嫌ってきたのに、周りに似た属性の人が多いのはなぜ?」「私はガラスの床に苦しんできたような気がする」

ガラスの天井について。見えづらいけど、女性の頭の上にはガラスの天井が存在する。

不公平に与えられた力を分配したかった 。女性と一緒に活動するなど

私の息苦しさの正体は壁だった。周りが強い人ばかり、価値観が似ている人で囲まれた壁

壁はいつ生まれたか。スウェーデンのジェンダーニュートラルな幼稚園にて性別関係なく遊ぶ子どもたち。ジェンダーの壁が邪魔をする

その後何人かの感想

・女性と男性どっちが弱いかという話のときに自分とは反対の人もいていろんな考え方があることを感じた。人は支え合って生きているので、成果は自分だけで出るものではない。特権などを取っ払った状態で考える必要がある

・中学校のときにも考えたことであったが、高校生になって知識もついて、社会も変わっていて、より考えが深まった

・小野寺さんに憧れる。自分もいろいろなイベントなどに参加したりしたい。ジェンダー以外にもマイノリティはたくさんあるのでいろいろやっていくべき。

・数値で見ると男性が優遇されているというのが多かったので深刻だと感じた。不公平な力を分けるというのはやっていくべき。

・社会的に弱い立場は男性だと思っている。少数派だと思っていたが、半々だったのでおもしろいと思った。義務教育からジェンダーについて取り上げるのは大事だと思った。

また、不参加の場合の文章提出ルールについても再度議論した。以下その時に出た意見。
・なくさなくてもよいが書きづらいテーマもある。議論に参加できないという点では微妙
・どれくらい量をかけばいいのか不安なところはあるが、事前に提出することは良いと思う
・一回参加できなかった時に文字数の指定があって書きやすかった。指示があれば書ける
・200文字だったら量的にも書きやすい。ルールをなくす必要はない

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?