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第5回学習会レポート 越前市の子ども政策はどのようなものか?

書き手:高校生メンバー

今回のテーマは「越前市の子ども政策はどのようなものか?」です。

越前市の子ども政策に関わってきた橋本達昌さんに参加していただき、このテーマについての話をしていただきました。

まず、小野寺さんから「越前市は子どもとどう向き合ってきたのか?」という発表を聞きました。

1999年越前市の障害児が通所する場所がなくなり、それに伴い市の職員である橋本さんが市民と共同して署名を集めた。

市民と一緒に丹南市民自治研究センターを作ったり、子どもたちとシンポジウムをしたり、公募で市民を募集し、障害児や要保護児童の政策を考える委員会を組織したり、児童養護施設の廃止を反対したり など

橋本さんは役所と市民といういわば作り手と受け手の関係を飛び越え、受け手を作り手側にしてより良い政策を行った。

次に橋本さんに話を聞きました。

橋本さんは初めは税務職職員で差し押さえをしていたが、お金を集めるより有意義に使う仕事をしたいということで児童養護施設に携わった。

児童養護施設の職員だった頃、友達の子どもが障害をもって生まれたことがきっかけで活動し始めた。

小学6年生全員にアンケートをした。
→子どものリアルを聞きたい、子どものことを知りたいから。

障害児や要保護児童の政策を考える委員を公募にしたこと
→ 行政職なしで行った。参加は当事者の保護者が多かった

できなかったらできない理由を説明することを条件にし、オブザーバーで行政も参加した。

市民案に対して現実化するように行政が意見を出していき、市民が実施に対して責任を持つ。
行政は寄り添い、現実的になるよう動く。

そうすることで当事者のリアルな声が聞けた。

「子ども条例」

子ども自身が社会のパートナーとなってほしかった。

子どもの権利は子どもを甘やかしていると言う人がいるがそうではないことを伝えたかった。

質問
「他の若者にもっとアピールするにはどうすればよいのか?」

橋本さん
当事者制が大切であり、なにか狭いテーマを設定し当事者制を絞って全国規模で学び語る、似た当事者の人たちと共有すればもっと人は集まるはず。

小野寺さん
当事者を超えて社会発信していきたい。似た人との関わりだけでなく壁を越えて自分とは違う色んな人と友達になりたい。

感想

もっと色んな人を知りたい。

弱みが強みになる場面がある。なので弱みを出す事は大事。同じ障害者として括らず、色んな視点で物事を見ることが大事。色んな人が意見を言えるようにするにはどうする?→まずは身近なことから 絶対手元に届くようにお知らせをする。

橋本さんが若者の時の行動力によって今の越前市があると思う。正義が立つともう一つの正義が立つ。政策を作る上で市民の声を入れるのがあってもいいと思った。

社会正義は人の意見を抑圧する。多様な意見が生まれにくくなる。全員子どもを経験してるのになぜ子どもの批判をするのか。

障がいや社会的に不利な人たちは多いのでそんな立場の人たちのことを考えてこれから生きていきていきたい。

二面性を知っていると考えが広がっていくと思う。自分と相手を知るのが大切。自分の当事者性はなんだろうと考えた。

など、沢山の感想や意見がでました。

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